アイテムに宿る気持ち(1)

オーダーカーテンのプランニングは、
お客様へのヒアリングとご提案というスタイルがメインですが、
販売側と購入者様側という対極に位置する関係ではありません。
最終プランを共にお作りする、お客様とのコラボレーションです。
今日から数回に分けて、そんな想いでM様と共に作り上げたプランをご紹介します。

まずはリビング。

イギリスのブランド、クラーク&クラーク(CLARKE&CLARKE)の
Cranbrookをご採用頂きました。
クラシックスタイルをベースにしながらも、どこか女性的なエレガントさのある空間。
ソファや椅子の重厚感に負けないボリューム感。
M様のお作りになりたい空間を事前にきっちりお聞きしながら、この生地に辿り着きました。
でもそのままでは少し重すぎる印象になるため、
小窓のレースをフラットバルーンシェードにすることで、エレガントさを出しています。

M様が選ばれた一つ一つのアイテムとも調和するように…。

ダイニング。

海外のインテリア雑誌から抜け出てきたようなお部屋になりました。
それぞれのインテリアアイテムがお互いに主張し、それでいて溶け合う空間。
選ばれた一つ一つのインテリアアイテムにある意味や、
それによって作り上げたい空間への想いにカーテンが従順であること。
それがリビングの生地をお話しするにあたって、最も重要なことでした。

私はカーテン屋ですが、カーテンが目立つ空間が良いとは思っていません。
お客様が作り上げたい空間がカーテンによって出来上がること、
お客様が選ばれた他のインテリアアイテムと調和すること。
そのたった一つのアイテムに辿り着くために、お客様との打ち合わせを重ねます。
それは販売員と購入者様という形式ではなく、
私たちとお客様とのコラボレーションという意識でないと出来ないものです。
次回もそんな思いで完成したお子様のお部屋のご紹介です。

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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