ロールスクリーンのチラリズム

今日は和風ロールスクリーンの現場の紹介です。
1つ目はF様の現場。
和室と縁側にタチカワのロールスクリーンRS4528(パーユ)を納品しました。

F邸ロール

 

 

 

 

 

 

 

タチカワの和風ロールスクリーンは広幅が充実しているのが特徴で、
一間半の窓にも1台で納めることが出来ます。
縁側を意識した戦略なのかもしれません。
大きな窓に1台でも『大味』になることはありませんが、
片側の窓を開けているとロールスクリーン全体が風を受けてしまったり、
ちょっとした出入りの際に大きなロールスクリーンを
昇降させなければいけない不便さがあります。
逆に2台分割は非常に割高で、2台の間に隙間ができてしまう欠点もあります。
その都度お客様に説明して選んでいただいていますが、
これまでの結果は半々といったところです。

もう一つ、
このロールスクリーンの特徴は透け感がシースルーだと言うことです。
お客様にご説明すると皆さん驚かれるのですが、夜は丸見えです。
それでも人気があるのは、それを差し引いて余りある魅力があるからでしょう。
素材はポリエステルですので、実は水拭きメンテナンスが可能です。
以前、10台ほど納品したレストランのお客様から
『油が結構付いてしまった』という相談を受けたので、
当店の展示サンプルで実験の上、
従業員の方にお集まり頂きメンテナンス講座を開いたことがあります。
本体を外してビニールを敷いたテーブルの上に置き、
たっぷりの水を入れたバケツに中性洗剤を少し入れ、
きつく絞った雑巾で上から軽く拭き取るのですが、非常にキレイになります。

*一般的な布製生地では汚れが広がるだけですのでご注意下さい。
小さな汚れなら新しい消しゴムで擦ると落ちるケースもあります。
2つ目はH様の現場です。

T邸竹スダレT邸竹スダレ②

 

 

 

 

 

こちらにはタチカワの竹スダレを納品しました。
このシリーズは標準タイプのメカを使えるのがミソで、
これまでの経木スダレから大幅な価格ダウンを実現した人気商品です。
定規に使われるほど寸法安定性のある木ですから、
こうした商品には合っているのかもしれません。
風合いや柄のセンスも良く、私も大好きな商品ですが、
ただ一つ難点は…バランス(上飾り)が高い!!
このシリーズは通常の布製生地に比べ厚みがある分、
下げたときのフレームと巻き取りパイプの隙間が大きいのです(=写真下)。
仕上がり丈によっては隙間から外が見える感じが気になります。

竹スダレ

 

 

 

 

 

高さ120㎝の当店の展示サンプルで15mm、高さ200㎝なら25mm位になります。
木製ブラインドのバランスはメカを隠すことが最も大きな目的ですが、
竹スダレの場合は、この隙間を埋めることが同じ位重要な目的です。
もう少し安くしてくれないかなあ。

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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