噂の亀田選手の会見を私も少しだけ見ることが出来ました。
事の是非は別として、彼20歳なんですよね。
今更ながらちょっと驚きです。
私が20歳の頃は、友人に『屋根付いてんの?』と真顔で聞かれた
月13,000円のオンボロアパートで貧乏学生をしていた頃です。
当時の自分を思い出すと、彼がとっても大人に見えます。
今は立派な社会人と言いたいところですが、
同席した金平会長が私の3歳上と知ってさらにびっくり。
少なくとも彼は、リールが壊れてひどく落ち込んだりはしないでしょう(笑)
さて、今日はラブホテルにカーテンの納品です。
40歳間近の大人な私は、勿論ドキドキしたりしません。
利用者と間違われないように、
建物内を移動する際に意味も無く脚立を持って、
『これなら利用者と擦れ違っても、私が工事人だって思うよな』なんて
無言のアピールはしません。
オーナーに、『こういう所の裏側って初めて見るので面白いですね』と言って、
『へえー。じゃあ表側は何度も見たことがあるんだ』と突っ込まれ、
『あ、いえ、それは、そんなに、でも、あの友人とか、みたいな』なんて
思いっきり動揺したりもしません。
工事を始める際に『集中だ、集中!』なんて自分に言い聞かせもしません。
そして、そんな立派な大人のカーテン屋のした仕事がこれです。
ボイルを使って製作した天蓋風間仕切りの傾斜カーテン。
梁下にウインピアのホワイトウッドを天付け。
中央の梁が下がっているのでTOSOのスペーサーを使って若干下げています。
カーテンは表裏が目立たないようマカロニ管を使いたかったのですが、
傾斜カーテンの為諦め、75mmフックにしました。
耳の処理は同様の理由で、折り返しではなくメローロックにしています。
あ、それから…
大人の私は現場の雰囲気に浮き足立って、
上部が傾斜なのに床と垂直にした3ツ山のアップ写真や、
床と平行に出来た裾の写真を撮り忘れたりしません。
お蔭様で追加工事を頂きましたので、
それまでにメンタルを鍛えておきます(笑)