風邪と共に去りぬ

最近、季節外れの風邪が流行っているようです。
特に喉にくるらしく、長い方は2週間くらい咳が続いています。
私の場合、咳系の風邪をひいて病院に行くと
『まさかタバコ吸ってないでしょうね?』と、
私の事をアンポンタン以下と呼んだ先生に怒られることは必至なので、
かなり用心しています(笑)

さて今日は、メカ物の仕上がり寸法にこだわった現場です。
まずはS様の現場。
当店ではタチカワブラインドをお勧めするケースが多いのですが、
その理由を踏まえて現場ごとにお客様と相談して商品選定をしています。
今回はトーソーのベネウッド・エコアを付けています。

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木製ブラインドはタタミしろが多い為、
掃出し窓から何㎝上げれば外への出入りがしやすいかを
計算式を使って算出し、高めの位置に上げて取り付けます。
その時、腰高窓は見た目の問題から取り付け高さを合わせるのですが、
問題になるのが仕上がり丈(下部分)です。
木製ブラインドは4cm単位の発注なので、
上に上げて付けた時に、下が長かったり短かったりすることがあるのです。
その場合、取り付け高さを微調整するのですが、
1つの窓には良くても、もう一つの窓には合わないこともあります。
その為、2つの窓にベストな寸法・取付高さを探し出します。

また、S様の現場は腰高窓の窓台のチリ(出っ張り)も考慮しました。
クロス巻き込みなので、そのまま付けるとブラインドを下げた時に、
窓台に当たってしまうからです。
この場合、スペーサーを使って本体を前に出すのですが、
問題なのはその必要のない掃出し窓をどうするか?です。
距離の近い2つの窓でバランスの奥行きや壁からの空き具合が違うのは、
違和感が出る可能性があります。
今回はこの点を踏まえて両窓ともスペーサーを使いました。

そしてもう一つ。
今回の現場では問題にならなかったのですが、
木製ブラインドを付ける場合、私が気にしていることがあります。
それは…ゲホゲホッ…1間の場合…ゲホッゲホッ…
あれっ風邪かな?(笑)

お次は縦型ブラインドを取り付けたW様の現場です。

IMG_3622

在来工法の住宅で左側の窓は内寸巾150cm。
この時点で私たちカーテン屋は『あれ?』と思います。
在来工法は柱と柱の中心が182㎝になっており、
通常は3.5寸柱なので、『182-5.25-5.25=171.5㎝』の間にサッシが入ります。
1間窓の内寸が165㎝あり、外寸が約170㎝なのはその為です。
その場合、窓の両脇の柱にビスを打つのですが、
窓の内寸150cmということは事は、
約15cmどちらかに寄っていることになります(=片側はビスが効かない)。
今回は窓の右側に91㎝の壁があることなどから、右に寄っていると判断。
ブラインドのタタミしろを逃がす分としてその寸法を活かし、
長めの仕上がり巾にしました。
もう一つの一間半はどうしたか?
それは…ゲホッゲホッ…ゲホッ…
やっぱり風邪かなあ(笑)

 

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窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
カテゴリー: ブラインド・ロールスクリーン, 施工例 タグ: , パーマリンク