バルーンシェードで延長戦

前回のブログで前田選手の事を書いたところ、同業の方から
『前田選手だけだと前健だと思われますよ』というコメントがありました。
マズイ!ここに改めて書かせていただきますが、
私がファンなのは『孤高の天才』、前田智徳選手です。
イチローが最も憧れたバッターであり、
現中日監督の落合をして『天才は俺じゃない。前田だよ』と言わせる男。
内角低めの厳しいコースを引っ張ってスタンドに入れるその技術、
素人目にも美しい弧を描くバットの軌道、
『武士』と評される野球への姿勢や故障に負けない精神力。
私より年齢は下ですが、憧れの存在です。

さて、『武士』と評される野球選手の前振りの後は、
お姫様系窓装飾の代表格、バルーンシェードのご紹介です(笑)。
まずは取付前の写真から。

IMG_3184

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I様のご希望はドレープ、レース共にバルーンシェード。
しかも、『シックで大人っぽい感じにしたい』というご要望です。
しかしバルーンシェードには相性の良くない窓サイズと構成ですし、
シックで大人っぽい仕上がりというのも難問です。
気軽にイメージを投げかけてくれたのだと思うのですが、
私にとっては伊藤智仁のスライダー並の難球でした(笑)。
I様にはその旨申し上げたのですが、
『でもバルーンシェードがいい!』との事(1ストライク!)。
そこで今度は、他の方法で似たイメージに出来ないかと思い、
お時間を頂きラフスケッチを書いてご提案したのですが…
敢え無く却下(2ストライク!)。
そしてここからが例によって私の苦悩の時間です(ちょっとタイム)

まず色は、I様とご相談の上 『深くてカッコイイパープル』 に。
とは言ったものの、これがなかなかナイんです。
やっと探し当てたのがマナトレーディングのソワでした。
本当はもっと柔らかい生地が良いのですが、
I様にもその旨お伝えし色優先としました。
お次はフリル丈。
メーカー縫製では15~17cmが多いのですが、
それでは 『シックで大人っぽい』 イメージにはなりません。
いつものように幕体とフリルもどきを作って試行錯誤した結果、
ドレープは10㎝、レースは9cmとしました。
完成したのがこちらです。

IMG_3588_edited

I様も大満足のクリーンヒットでめでたしめでたし………
ではありません!
実は色やフリル丈よりもっと悩んだことがあるのです。
長くなったので続きは次回に(延長戦突入…笑)。

 

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窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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