前回のブログで前田選手の事を書いたところ、同業の方から
『前田選手だけだと前健だと思われますよ』というコメントがありました。
マズイ!ここに改めて書かせていただきますが、
私がファンなのは『孤高の天才』、前田智徳選手です。
イチローが最も憧れたバッターであり、
現中日監督の落合をして『天才は俺じゃない。前田だよ』と言わせる男。
内角低めの厳しいコースを引っ張ってスタンドに入れるその技術、
素人目にも美しい弧を描くバットの軌道、
『武士』と評される野球への姿勢や故障に負けない精神力。
私より年齢は下ですが、憧れの存在です。
さて、『武士』と評される野球選手の前振りの後は、
お姫様系窓装飾の代表格、バルーンシェードのご紹介です(笑)。
まずは取付前の写真から。
I様のご希望はドレープ、レース共にバルーンシェード。
しかも、『シックで大人っぽい感じにしたい』というご要望です。
しかしバルーンシェードには相性の良くない窓サイズと構成ですし、
シックで大人っぽい仕上がりというのも難問です。
気軽にイメージを投げかけてくれたのだと思うのですが、
私にとっては伊藤智仁のスライダー並の難球でした(笑)。
I様にはその旨申し上げたのですが、
『でもバルーンシェードがいい!』との事(1ストライク!)。
そこで今度は、他の方法で似たイメージに出来ないかと思い、
お時間を頂きラフスケッチを書いてご提案したのですが…
敢え無く却下(2ストライク!)。
そしてここからが例によって私の苦悩の時間です(ちょっとタイム)
まず色は、I様とご相談の上 『深くてカッコイイパープル』 に。
とは言ったものの、これがなかなかナイんです。
やっと探し当てたのがマナトレーディングのソワでした。
本当はもっと柔らかい生地が良いのですが、
I様にもその旨お伝えし色優先としました。
お次はフリル丈。
メーカー縫製では15~17cmが多いのですが、
それでは 『シックで大人っぽい』 イメージにはなりません。
いつものように幕体とフリルもどきを作って試行錯誤した結果、
ドレープは10㎝、レースは9cmとしました。
完成したのがこちらです。
I様も大満足のクリーンヒットでめでたしめでたし………
ではありません!
実は色やフリル丈よりもっと悩んだことがあるのです。
長くなったので続きは次回に(延長戦突入…笑)。