映画やインテリア雑誌に出てくる北欧の田舎町の暮らし。
豊かな自然に囲まれて心の底からリラックスできそうな、ゆっくりとした時間が流れる場所。
でも、インテリアは決してシンプルではなく、
北欧らしく色やデザインを楽しむ雰囲気に溢れている…。
誰もが頭の片隅でちょっと憧れはもちつつも、リアルに考えると諦めがちです。
そんな暮らしをご夫婦で選択されたのがS様でした。
3方を雑木林で囲まれた斜面に建てられた家の唯一開けた場所からは、
相模湾が一望できるロケーション。
電車の本数は少なく、近くにコンビニもありません。
でも、長い間ずっとこういう場所を探されていたそうです。
そんなS様のインテリアは、まさに北欧のように『色を楽しむ家』です。
吹き抜けのあるリビングにはカラーコーディネートの縦型ブラインドを。
一階からも操作しやすいよう、タチカワブラインドのワンチェーン式をお勧めしました。
吹き抜け部分にだけ色がついているのは2回へのイントロダクション。
様々な動物たちが影絵のように描かれたボラスのユートラドゴッドへと続きます。
もう一つの洋室は奥様のご希望で明るくポップに。
小さなお子様とのプレイルーム的な役割もあるリビング横の洋室には、
ダーラヘストを一部に使ったシェードにしました。
このダーラヘスト、北欧の寒い冬を暖炉の前で
親が子どもの成長を願って彫るダーラナホースが描かれています。
まさにお部屋の用途にピッタリ。
このポップな生地を使っても、くどくならないようにするために、
リビングの掃き出し窓の縦型ブラインドは無地に抑えています。
S様が夢に見たくつろぎと楽しさの家。
その二つを各お部屋単位で独立して考えるのではなく、
家の中で自然と色が流れるようにご提案しました。
S様にもとても喜んで頂くことができました。
お客様と私たちは、同じ目的を持ったチームのようなものかもしれませんね。