毎年1・2月は当店にとって重要な時期です。
1つは半期を迎えての売場の見直しです。
この業界はどうしても、
『メーカーの新作発表がサンプル入替えのタイミング』
という受身の形になりがちなので、
半期に一度は 『当店にどんな生地があればもっと魅力的なのか』を
考えることにしています。
必要なものが既存の取引先になければ新しい取引先を探して、
少しでも魅力的な売場になるようにします。
展示方法の変更なども重要な課題です。
もう1つは私の『研修』です。
忙しさも一段落するこの時期に、勉強の為に足を伸ばします。
今年も2日間程、ちょっと遠くへ行って来ます。
見学あり、体験あり、親交ありの、かなり盛りだくさんの内容です。
親交って酒飲むだけだろっ!という突っ込みは受け付けておりません(笑)
さて今日は、日本から遥かに遠いスウェーデンの生地のご紹介。
アルメダールのスパイスポットです。
流行、というより定番化しつつある北欧生地ですが、
その理由はやはり日本のメーカーにはないデザインの良さです。
私自身、同業者様のブログを見てその魅力にハマリ、
売場計画を立てる際に『北欧生地の取扱い開始(必須)』と書いたほどです。
今回は子供部屋でのご採用でしたので価格の都合もあり、
シェードは中心に1巾、両脇に無地を合わせることになったのですが、
悩んだのがその色です。
ポットの色は赤・黄・緑の3色なので、その色の無地を取り寄せてみたのですが、
どれもイマイチ 『これ!』 という感じがなくホトホト困りました。
こんな時は全てのカタログを引っ張り出して 『無地のローラー作戦』 です。
とにかく、合わなそうな色でも質感でも合わせてみます。
そして意外にも『いいかも!』 となったのが、渋めのネイビー色でした。
とは言っても、メインの生地に全く存在していない色なので、
大きめのサンプルを取り寄せて合わせているにもかかわらず、
お客様と3人で悩む悩む(笑)
でも、コーディネートに責任を持つのが私たちの仕事ですから、
最後は自分の感覚を信じてお勧めしました。
取付が終わった時、奥様はご不在でしたが、
ご主人と私で『かわいいですね~!』と声を揃えてしまいました。
これだけご満足頂ける生地なのだから、来年の研修はやっぱり北欧かな。
(無理!無理!しかも似合わない…笑)