クラシック3様

カーテンのプランニングをする場合、
私どもが最も気にするのはお部屋のテイストです。
ナチュラル、モダン、クラシック、北欧、ビンテージなどがそうですが、
最近は、そこからさらに細分化されています。
お客様の『色』が強く反映されるようになった、と言う方が正確でしょうか。
頭の中ではイメージ出来ても、言葉で説明するのは難しいことも多々ありますので、
お客様と打ち合わせを重ねながら、そこに辿り着いた時は、本当に嬉しい気持ちになります。

クラシックがご希望のI様は、まさにそんなお客様でした。
王道のクラシックではなく、『透明感があってちょっとモダンな感じ』がお好きでした。
難しいのは、見た印象は『軸足がきっちりとクラシックに残っている』ということ。
生地選びからデザインまで、打合せを重ねて出来上がったのがこちらです。

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日本のメーカーには珍しいブルーのクラシック柄です。
グリーンやブラウンではクラシック過ぎてしまい、I様のイメージから離れてしまいます。
アイアンレールを合わせるのも良いですが、
『軸足はちゃんとクラシック』であるように、バランスを付けました。
裾にはデザインカットを施してトリムを付けています。

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小窓はあえてレースのみ。
ドレープを付けると重すぎることと、コスト面も考慮しました。
スリガラスの窓の向こうは隣家の壁になっており、プライバシー上の問題もありません。
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オフホワイトとブルーのレースを組み合わせて、
シャンデリアと合わせたガラス風のトリムを付けています。

中学生のお嬢様は『大人カワイイ』感じがご希望でした。
今だけを考えれば『カワイイ』側に振るのもありですが、
これから数年は大人になるスピードが速くなる時期でもあります。
そこで今も10年後も気に入って頂けるデザインを考えました。img_5913

 

 

 

 

 

 

 

ローラアシュレイのような花柄カーテンのトップには無地を一体縫製し、
その裾には小さなフリルを付けました。

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全体的には大人っぽく見えつつ、
小さなフリルでかわいらしさを表現しています。

最後はおばあちゃんのお部屋。
写真では分かりませんが、腰から下はブラウンの無地のクロスです。
落ち着いた、でも女性らしいクラシックがテーマでした。
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モダン寄りな花柄の生地をクラシックなスタイルにし、
裾にクロスと合わせたブラウンのトリムを付けて、
過度にならない『重み』を持たせました。

クラシックという枠組みの中で、
それぞれが異なるイメージでお作りしたI様のご新居。
とても喜んでくださって、カーテン屋冥利に尽きる瞬間でした。

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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