悲しい知らせと耳の痛い話

川島織物セルコンさんから、とても悲しい知らせが届きました。

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東京ショールーム移転!
なぜ悲しいかと言いますと、
毎年ブログに書いていた高校バスケットボールのウインターカップは、
線路を挟んで反対側の東京体育館で行われていて、
ショールームの冬期休暇を良いことに駐車場を借りていたのです(笑)。

この大会を見に行くのを毎年楽しみにしていたのですが、
今年はタイムズに入れないとだめなようです(泣)。
東京の駐車場って一体一日でいくらとられるんでしょう?
ちなみに私が大ファンの明成高校の試合はYouTubeにアップされていて、
我ながら良く飽きないなあと思うほど見ています。
高校バスケ独特の雰囲気も良く伝わる映像です。
(音を大きくして解像度を460にして見て下さい)

明成高校のオフェンスはモーション・オフェンスがベースになっています。
インディアナ大のボブ・ナイト氏が考案した方法で、
名選手でない集団がスター軍団に勝てる唯一のオフェンス法とも言われます。
15年ほど前、ある高校でバスケのコーチをしていた私は、
バスケ雑誌に連載されていたその詳細を読んで、震える程の感動を覚えました。
言葉では言えない、でも頭でイメージした時に浮かんでくる理想のオフェンスが、
そこには明確な言葉で書いてあったのです。

でも同時に、これをマスターするのは高校レベルでは無理だとも思いました。
それが15年経った今、明成高校によって完璧に実現されていたのです。
しかも、名監督である佐藤監督のオリジナリティもプラスされて。
スカウティングと外国人選手に頼る強豪校と互角に渡り合う姿は感動的でした。
でも…毎年もう一歩及ばないのです。
『ここまでが限界。逆にここまで出来ることを証明しただけでも素晴らしい』と
誰もが思っていたはずです。

そして昨年末のウインターカップ。
そこにあったのは、今までと何かが違う明成高校でした。
走り廻ってかく乱するスタイルが少し大人しくなったような印象です。
その理由はすぐに分かりました。
ガードの畠山君が右手を上に挙げ掌をクルクルっと廻した瞬間、
いつものあのオフェンスが始まったのです。
そうか! 例年、最後は疲れが足に来て引き離されてしまうケースがあったのを、
今年は状況に応じて使い分けることで体力を温存する作戦だったのです。

私が 『これ以上チームの完成度を上げるのは無理』
と思っていたほど素晴らしいチームには、まだ 『その先』 があったのです。
そして昨年末の大会では見事、悲願の初優勝!
スポーツを見るとつい自分の仕事に置き換えてしまう私には、
非常に勉強になる試合でした。

でも一番印象的だったのはタイムアウトの時です。
佐藤監督は選手を集め、館内に響き渡る声でこう叫びました。
『俺たちは死ぬほどやってきただろっ!!』
ズキッ!反省しなければ(苦笑)

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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