今年2月の関西出張で打ち合わせをした
当店のオリジナルカタログが完成しました。
カタログコンセプトや掲載生地・順序など、
決める内容が非常に多く大変でしたが、
最も悩んだのがカタログタイトルです。
洋楽のバンド名や曲名を参考にしようと思い、
あれやこれやと悩んだ挙句、決めたのが『Fairy(フェアリー)』です。
大好きなポーグスの名曲『Fairytale Of New York(ニューヨークの夢)』から取りました。
『酔いどれ詩人』シェ-ン・マクガワンの名曲の一つで、
辛苦を共にし歳を重ねた、夫婦の愛を歌った歌です。
カーテンを買いに来られるお客様のほとんどはご夫婦なので、
この素敵な歌のタイトルから言葉をもらおう思いました。
歌の始まりは刑務所で淋しいクリスマスイブを迎えた男のつぶやきから始まります。
若かりし頃、ブロードウエイでの成功を夢見て故郷アイルランドを離れ、
ニューヨークへ向かった二人。
華やかなニューヨークの世界に身を置きつつも夢破れ、
お互いにののしりあい、喧嘩の毎日。
こんなはずじゃなかったのに…
そんな悲しいストーリーがアイルランドの民族楽器に乗って歌われます。
でも…歌の最後に男が妻に捧げるセリフが泣かせるんです!!!
言いたい!けどナイショにしときましょう。
そう、大切なのは相手許してあげる気持ちです!
夏休みに行った民宿で財布を忘れ、
忘れたものは仕方ない、と家でのんびりビールを飲んでいても、
『何でこの一大事に呑気にビール飲んでるの!』なんて怒ってはいけないんです!
『いや…あの…まあ明日あたりからゆっくり考えようかと…』
『信じられない!お金とかカードとか入ってるんでしょ!』
『まあ…その…入ってるけど、もしかしたら平気かもしれないし…』
『飽きれた。もう根本から性根を叩き直し直したいわ!』
『まあそう言うなよ。今でも俺の夢の真ん中にはお前がいるのさ』
『バッカじゃないの!!!!!!』
あれ…おかしいな? グッとくるはずなんだけど…