学生時代を思い出すと、
クラスに一人くらい必ず『ちょっと変わった人』というのが居ました。
部活の朝練に出て授業を全部サボった後、
放課後練習に来たところをいきなり顧問の先生に殴られた人、とか
一時間目から6時間目まで教卓の目の前の席でずっと寝ていて、
全ての先生から報告が行き、
放課後練習に来たところをいきなり顧問の先生に殴られた人、とか
補修を受けなければ進級させないと言われ居残り勉強をさせられた挙句、
部活に遅れた理由を説明した途端に顧問の先生に殴られた人、とか
まあ、誰かは言いませんが…
カーテン業界にも、『ちょっと変わったメーカー』があります。
当ブログにも時々登場する『フジエテキスタイル』です。
独特の世界観を持つデザインと言葉では説明しにくい色使い、
形状記憶が流行のこの時代にあって、それを『邪道』と言い切り、
単独経営からのシフトを余儀なくされてなお、
その態度を変えないこだわりぶり。
カタログが変わると継続品でも生地品番が変わるのが常識のこの業界にあって、
そうしないのは国内メーカーではフジエだけです。
『まぁ、フジエだからね』の一言で全て許されてしまいます。
今回ご紹介するエルケーアはそんなフジエの人気生地の一つ。
オパールプリントのケースメントです。
Yさんは家をリフォームされたのを機に、カーテンのご購入を検討中でした。
でもなかなか気に入った柄・装飾方法と出会えなかったそうです。
たまたま当店で家具を購入された際にカーテンの話を頂き、
私からご提案させて頂きました。
他にもお手頃な生地もご紹介したのですが、
Yさんにとても気に入って頂き、納品の運びとなりました。
カーテン選びはどうしても保守的になりがちですが、
ちょっと変わった生地は満足感をもたらしてくれます。
Yさんの満面の笑みを見て、そう思いました。