愛に見切りはないけれど

屋久島の芋焼酎も5杯目に突入しています(笑)
今回はOさんのカーペットの現場紹介です。
インテリアに非常に詳しい方で、当店のお得意様でもあります。
写真奥に見えているのは旧セルコンのエトフ・メゾン掲載品で、1窓30万近い商品です。
レースも川島織物のfiloから選ばれました。
『世の中にはこういう方がいらっしゃるんだなあ』と驚いたのを今でも覚えています。
因みに、丈が床から上がり気味なのはお客様のご指定です。

今回は、寝室にカーペットを敷き込みたいとのご希望でした。
カーペットと言うと=ダニが増える、フローリングに比べて不衛生、
というイメージをお持ちの方が多いようですが、決してそうではありません。
先日、業界紙に掲載された本田榮二氏の寄稿にも、
『カーペットはダニが増えると言うのは科学的にも全くの誤解で、
業界が誤解を解く努力を怠ってきたのは残念』
という趣旨の言葉が書かれていました。
ウールであれば一年を通して表面温度が21度前後で、
フローリングに比べて冬暖かく、実は夏も暑くないのです。
埃を舞い上がらせにくい為、衛生的でもあります。
業界を挙げてもっとカーペットの魅力をPRすべきです。

さて、Oさんの現場に話を戻しまして…
置き敷きの為、入隅・出隅の誤差はご了解頂いたのですが、
ドアと床との隙間が5mmしかなく、
カーペットを入れ込むことができません。
そこで、その部分は欠くことにしたのですが…
どうしても気になるのが、 寝室、しかもお客様が88歳というご高齢という点。
夜トイレに行かれた時に、
ほんの10mm位のカーペットに足をつまずきはしないだろうか…?

O邸カーペット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、見切りを付けることにしました。
なるべく傾斜が少なく、足をつまずきにくいもの。
両面テープで貼っただけですが、
見切り材を付けただけで、仕上がりのイメージも良くなったと思います。
これぞまさにお客様愛!(言い過ぎ?)
とっても上品でかわいらしく、笑顔が素敵なOさん!
いつまでも長生きして下さいね!

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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