本日も前振りなしでいきなり現場紹介!
伊勢原市のO様のお宅です。
打ち合わせのほぼ全てを奥様とさせて頂いたのですが、
住宅の構造やカーテンにとっても詳しい方でした。
打ち合わせも、まるで業者間の話のようです。
『片側が入り隅になってますから、長めのビスで斜め打ちで止めますね』 とか、
『バランスのブラケットが窓枠より内側に来ますから、アンカーになるかもしれません』 とか、
『在来工法ですから455ピッチでツカが入ってますので、マグサじゃなくてそれに止めます』とか
カーテン屋でも通じない方が多いんじゃないか?と思うほど。
多くのカーテン屋さんやネットショップもご覧になっていて、
カーテンにも非常に詳しい方でした。
その中で当店を選んで頂いたのは、とっても嬉しかったですね。
そんなO様が選んだのは花柄プリントのドレープにトルコ製のエンブロイダリー。
そして 『バランス=上飾り』を付けたい、というのがご希望でした。
でも、ただ付けるだけじゃ面白くない!ということで、
そこはやっぱり一捻り!
サンゲツのグリーンのトリムを付け、
同じシリーズの装飾タッセルを合わせました。
取付位置は、シェードの下端が窓枠を少~し隠す位の位置にしてあります。
一般的な住宅(天井高240cm、窓上端200cm)の場合、
この位置が最もキレイだと思います
(例外もありますが)。
プリント生地のフラットバランスは 『ナヨナヨ感』が出ることがあるので、
インターフェイスという硬い芯地も考えましたが、
カチッとし過ぎて生地の感じと合わなそうなので、
柔らかめの芯地を川島セルコンの裏地ではさんであります。
写真の右に見えるダブルシェードは、当店得意の裾柄を活かした幕体縫製です。
やっぱりバランスはいいなあ。
バランスと言うと『=高い』というイメージを持つ方が多いですが、
決してそんなことはありません。
最近はレトロモダンブーム(変な言葉だな)ということもあり、再び注目を集めています。
ただ一つ難点なのは、鍋や納豆といった食事と合わないことです(笑)
納品時に良く冗談で言うのですが、
『これからは、朝食はクロワッサンとエスプレッソにして下さい』 とお願いしてます(笑)