まさにマイプラン

今流行のシェードを作る場合、
カーテンメーカーにお願いする方法の他に、ブラインドメーカー
(トーソー、ニチベイ、タチカワなど)の加工所に生地を送って
作ってもらう方法があります。
メーカーによって異なりますが、マイプラン、マイメードと言います。
その中にはカーテンメーカーにはない独自のシェードスタイルがあり、
ニチベイの『リサージュ』もその一つです。

Oさんのお宅は、吹き抜けにある上下2連の大窓と、
その前にある螺旋階段が特徴。
今回この2つの窓にマイプランシステムで作った
『リサージュウエーブスタイル』を取り付けました。
通常クラシカルイメージに使うウエーブスタイルをモダンテイストに使うと言う
思い切った窓装飾ですが、どうです?きれいでしょ?

O邸吹き抜け下

今回もまた、工夫と困難の連続でした。
1)ウエーブスタイルがマイプランに対応していないこと、
2)リサージュでマイプランをする場合、生地巾より大きな寸法は出来ない
(=巾継ぎ が出来ない)ため選べる生地が少ないこと
3)螺旋階段があるため上の窓の取り付けが困難なこと

1)はニチベイさんの協力によりOKを頂きましたが、問題は2)です。
仕上がり巾が149cmになるため、選べる生地が少なく
(ドレープ生地の多くは100巾・150巾のため149cm巾のリサージュは出来ない)一旦は諦めかけました。
しかし、ひらめいたのです!!
『100巾・150巾の生地を、横使いにすればいいのでは?』
さっそくニチベイさんに相談したところ、OKを頂きました。

しかし、もう一つ問題が…
リサージュはデザインが複雑な為、柔らかな生地が適していますが
私が見て『これなら大丈夫』とお勧めする生地の中には、
お客様に気にって頂ける色がありません。

『やっぱりフジエのシャンタンかな』

ということでお勧めすると、
『この色イイ!!』ということで一発OK。
張りが強いため本来は適さないことをご説明し、
ご納得頂いた上での受注となりました。

お蔭様で、これぞまさにマイプラン!という素晴らしい出来栄え。
張りの強さはやはり現れましたが、
事前にご説明していたこともあり、お客様も満足して頂きました。
脚立  3)の取り付けの問題は、片方づつ長さが変えられる脚立で解決。
高所恐怖症の私にはちょっとキツイ高さでしたが、
思い出深い現場となりました。

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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