先日の休みに長男のバスケの試合を見てきました。
試合はさておき、会場となった体育館で目に留まったのが
『 Let’s Try Your Best! 』と大きく書かれた対戦相手の横断幕。
いかにも中学生らしい初々しい言葉です。
覚えたての単語を使いたい気持ち。分かるなぁ。
これで右角に『 by〇〇〇〇 』(←人の名前)とか書かれていたら最高です(笑)。
さて今日は、北欧生地の代表とも言えるボラスのマラガをご紹介。
決してm単価がお手頃な生地ではないので、
滑り出し窓だけをマラガでシェードに。
掃出し窓はマラガのベージュと色を合わせて無地のカーテンにしました。
カーテンレールはV21ウオームBBのライトブラウン色。
カーテンのタッセルをマラガで作り、統一感を出しました。
私のいつもの文章量から、『この短さで終わりはないな』と感じた方は…鋭い(笑)
このシェードを作る際、私は大きな思い違いをしていたのです。
左が通常の当店の仕上がり寸法。右が今回決めた仕上がり寸法です。
『壷柄』と言われるマラガの柄は、
その切れ目が色の違いによって横線のようになってます。
写真左のように作ると幕体の上から少し下、と幕体の下から少し上に
その切れ目(線)が来てしまい、何となく違和感を感じるのです。
そこで写真右のようにその線で切るようにしました。
その為、窓の上下共に通常の当店の出し分より小さくなっています。
(現場写真ではエアコンがシェードの上に付いていますが、
これは仕上がり寸法が写真右となったことを受けての設置です)。
横の柄出しは縦に2列の壷がきれいにちゃんと出る寸法で。
カーテンなら良いですが、シェードの場合、
寸法上おかしくなければ、やはりこの柄を活かしたいものです。
そして店に戻り、加工所に柄出しの写真を送るため、
再度『幕体もどき』を作っていた時に問題に気付きます。
では、柄の全体写真見ながら、私の反省会にお付き合い下さい(苦笑)。
『あ、耳からすぐに柄が始まるから最初の壷は切らなきゃいけないんだ』
↓
『2列目(縦)の壷と3列目の壷で作ると4列目の壷は耳の折り返し部分に被るのか』
↓
『てことは、1巾2台取るには5列目と6列目(一番右)で取るしかないか』
↓
『ん?…………………ウソ?…………………マジで!………………』
↓
『6列目は耳の折り返し分に取られるから柄がちゃんと出ないじゃん!』
そうなんです!生地巾と柄の大きさから、
当然1巾で2台取れると思っていたのが、ダメだったんです。
この生地は1巾に柄が3列ある、いわゆる『3カマ』の生地で、
柄が『耳なっていた』のです。
さて、ここで何の文脈の繋がりもないブログの最初の文章を思い出し、
『お前、最近覚えた今の言葉使いたかっただけだろ!』 と思ったそこのあなた!
……鋭い!(笑)
ちなみに今回の現場は当店負担でもう1巾取り、納めさせて頂きました。
今後は今まで以上に『 Let’s try my best! 』で頑張ります。by サイトー