当店の特徴の一つにお手頃価格の『均一カーテン』シリーズがあります。
とは言っても価格を『売り』にしているのではなく、
価格が同じことでお客様が生地選びに専念できることがメリットだと考えています。
カーテン選びって、ともすると
『これだと柄が大きすぎるかな』
『この柄は好きなんだけどもう少し大人しい色が無いかな』
というミクロな視点になりがちですが、もっとも大事なのはテイスト合わせであり、
それが住む人が好きな空間であることです。
だから理屈を優先するあまり、自分が好きな物を見失ってしまうのは悲しいことです。
今日、ご紹介する相模原市のM様は、そんなカーテンの楽しさを求めてご来店されました。
各お部屋にお選びになったのは『均一カーテン』です。
それを基に当店でお部屋に合うようにご提案致しました。
出来上がったのがコチラです。
掃き出し窓はコストを抑えるためにそのまま使用、
両端(写真では1窓ですが)の腰高窓はポイントを作るために裾にブラウンを足しました。
当店で最も人気のあるキッズカーテンの一つ、サファリ柄。
腰高窓はその生地をフラットバランスにだけ使い、
ラダーテープ付のブラインドと合わせました。
同じ生地で組み合わせるのと価格も大きく変わりませんが、
子供部屋らしいポップさはグ~ンとアップします。
最後は主寝室。
こちらも4つある上げ下げ窓がコスト増の要因となっていました。
窓の向こうは道を挟んで隣家のベランダがあり、視線も気になります。
そこでブラインドを活用してコストを抑えつつ機能性と装飾性を両立させました。
各お部屋とも最初からミクロな視点で生地選びをしていたら選びにくい生地です。
『これだとちょっとうるさいかな』『これだと逆にシンプル過ぎるかな』『グレーだと暗いかな』…。
でも、そんな欠点があるからこそ、それを活かしてプランを考える事が出来ます。
『ちょっとうるさいからこの窓の手法を変えてみよう』『シンプル過ぎるから少しインパクトを足してみよう』
デメリットって案外、プランを良くする大きなポイントでもあったりするんですよね。