ウラワザ、アリマス。

最近の住宅は小さい窓が増えた関係で窓の数が多い傾向にあります。
建築基準法で床面積の7分の1は窓でなければいけないので、
小さくすると数が増えてしまうためです。
でも、そこで問題が…..。
オーダー品はサイズの大小にかかわらず製造工程は同じですので、
一般的な感覚よりも価格差はありません。
そのため、窓数が増えてしまうとカーテン代も高くなってしまうのです。
また、窓数が増えることでカーテン選びも難しくなります。
今回ご紹介するK様もそこで迷われていました。
リビングだけで4つの窓があり、シンプルな生地をお選びになる方が多いと思いますが、
そこは当店、お部屋のイメージとK様のお好きな生地を優先して選んで頂きました。
それがこちらの生地です。

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これをそのまま4つの窓に使うと、ちょっとうるさく感じます。
そこでこの生地をお部屋に当てはめるプランをご提案しました。
ご採用頂いたのがコチラです。

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ちょっと分かりにくいですね(苦笑)
カーテンは色の合う無地を探し、
その中間に先ほどの生地のストライプ部分を柄方向を90度かえて挟んでいます。
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カーテンのメインを無地にすることで、
柄を使用する面積を減らし、圧迫感を無くすのが目的です。
でもこれだけではせっかくK様に選んで頂いた生地が目立ちません。
そこでシェードは先ほどの生地をそのまま使用。

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小さい窓にあえて柄物を持ってくることで、
うるささを抑えつつ、目立たせることが出来ます。
1巾の内、ストライプを切り取った残りの部分でシェードを作ることで、
生地の無駄がほとんど出ないようにしているため、
価格面も押さえることが出来ました。

カーテン選びは生地をする際に、
色々な制限を設けて好きな生地を諦めてしまうのはもったいないことです。
K様邸の場合、最初に選んで頂いた生地で全窓を揃えるより、
今回のプランの方が価格もお安くなりました。
こうした手法を考えるのは大変な事ですが、それこそが当店の役目だと思っています。
裏ワザ、もってますよ~(笑)

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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