穴を開けたら入るのだ

窓業界の取り扱うカーテンやブラインド、ロールスクリーンと言った商品は、
歴史も古く構造もシンプルな分、『画期的な商品』 が出にくいと言えます。
私がこの業界に入ったこの10年ほどで考えると、
ダブルシェード、ドラム式ダブルシェード、形状記憶加工、
機能レース(ミラー・ウエーブロン等)、シルキーサート(これ画期的!)、
ビジックなどが思い浮かびますが、
私が最も画期的だと思うのがロールスクリーンのレーザーカットです。

他の商品が、便利さや機能性を追い求めた結果生まれた商品なのに対し、
この商品は『隠す為に付ける商品に穴を開ける』という
非常に面白い発想を持っているからです。
まさに業界に『風穴を空けた』商品と言えます。
最近取り付けた2つの現場です。

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玄関の靴収納庫の間仕切りに使いました。
お客様はクラシック系の柄をお探しでしたが、気に入ったものがなく、
レーザーカットのタイプ21をお勧めしました。
本来は窓に取り付けて光を楽しむ商品なので、
自然光の入らない箇所には不向きとも言えますが、
ダウンライトの距離も近くとてもキレイでした。
もう一つはトイレです。

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こちらはタイプ10。
最もプライバシー保護の求められる場所ですが、
『ガラスとトイレが感覚的に遮断されていれば良いですよ』という
お客様の一言で決定しました。

どちらもいわゆる居室ではなく、これまで取り付けた現場もそうでした。
『普通にロールスクリーンを付けただけでは面白くない窓』 に
この商品はピッタリなのです。
最近の戸建住宅に多い 『ファミリールーム』 などにもお勧めです。
ちなみに私は以前まさにその話をしているときに、
『このファミリーマートの窓ですが』 と言ってしまったことがあります。
あ~!穴があったら入りたい!(笑)

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
カテゴリー: ブラインド・ロールスクリーン, 施工例 タグ: パーマリンク