寝ぼけ眼の朝の私にガツンと気合を入れてくれる朝の車中のテーマ曲、
スカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)のCDがいきなり壊れてしまいました。
電化製品なら叩いて直しますが、CDの場合はやはり
『必殺!息をハッ~と吐いてティッシュで拭き拭き攻撃』です。
信号待ちの度に朝から必死になってこんなことをしている自分がガラスに映ると、
とても悲しい気分になります(笑)。
さて、3年前にご新築でお世話になったI様から
シェードの昇降不良のお電話を頂き伺ってきました。
メカはトーソーのパディナ・ツインタイプ・コード式で、
この時期に製作されたメカに起こりやすい症状です。
私のブログにも『シェード 故障』とか『シェード 止まらない』という
フレーズで来られる方がいらっしゃいますが、
購入された販売店かメーカーに問い合わせをしてみて下さい。
コードストッパーを交換すればすぐに直ります。
今回昇降不良が出たのは1ヶ所でしたが、
後々の事を考えてツインシェード2台分、
計4ヶ所全てのコードストッパーを交換することにしました。
当店の在庫が2個しかなかったので、
予めトーソーさんから部品を取り寄せておいたのですが、
箱を開けてビックリ。
全部集中操作用じゃないか……
と言うワケで部品をバラシて必要な部品だけを取り外しました。
問題なのはコイツです。
左が不良部品、右が良品です。
部品右下(ギアのない側)の口の間に薄い板バネが入っていますが、
右の良品がピンと斜め真っ直ぐになっているのに対し、
左の不良品は少しお辞儀気味になっています。
この板バネが踏ん張らないことでギアの間が開きっ放しになってしまい、
コードが止まらなくなってしまうのです。
今はもう『パディナ』はなくなり、新メカ『クリエティー』へと移行していますが、
その時にちょっと驚いたことがあります。
騒がれたのは新しく発売されたツインタイプのチェーン式ばかりで、
コード式はほとんど注目されず、『パディナでいいじゃん』という声すらありました。
クリエティーのコード式は素晴らしく改良されてます。
コードストッパーは板バネを使わない仕様になり、
コードの挿入も非常に簡単に出来るようになっています。
本体内部を通るコードは前幕用と後幕用が2層構造になり、
糸絡みが少なくなって昇降もよりスムーズになりました。
もっと評価されて良いメカです。
この業界は『アフターはメーカーのするもの』という考えが根強く、
こうして目に見えない部品が改良されても、評価されにくい傾向があります。
パディナの問題を指摘するのと同じ位強くクリエティーの評価もすべきです。
それがメーカーの開発意欲に繋がりお客様の満足へと繋がるからです。
それでは無事に話もまとまったところで、
私の朝のテーマ曲、東京スカパラダイスオーケストラの『星降る夜に』をどうぞ。
誰かCDの直し方を教えてくれ~!!