今日はカーテン工事の応援に行ってきました。
リビングにはドレープに川島織物セルコンのFF2169(旧称・ウルビノ)、
レースはトルコ製のエンブロイダリーです。
レールはトーソーのクラスト19を合わせました。
ウルビノとクラストの組み合わせは一年ほど前のブログでも紹介しましたが、
このカーテンのB色には、クラストのブラス色・Bキャップが一番合うと思います。
基本的にはクラシックな柄ですが、木製レールではこの生地の
『ちょっとアンティークで上品な感じ』が引き出せないと思うからです。
キャップもAキャップではちょっと役不足で、
生地のボリューム感を考えれば、やはりBキャップでしょう。
当店ではカーテンレールは一番最後に選んで頂いています。
お客様のインテリアイメージを伺いドレープを決め、レースを合わせたら、
『このカーテンに最も合うレール』を選ぶことで完成度が高まるからです。
それぞれを個別に考えると、ちぐはぐになってしまいます。
モダン系のカーテンにはモダン系のレール、
クラシック系のカーテンにはクラシック系のレール、
というようにカーテンとレールのテイストを合わせる事は非常に重要です。
木製レールの場合も、単に床や窓枠と合わせるだけではありません。
下の写真は以前に取付した現場ですが、
明るい色の床・窓枠ではなく、あえてダークの色の木製レールにしています。
選んで頂いたカーテンのポイントカラーがダークブラウンであること、
お使いになっているダイニングテーブルもダーク系の色であることから、
そちらの色と合わせました。
カーテンとレールの関係は、服と帽子の関係に似ています。
スーツに野球帽では変ですし、和服にテンガロンハットも違和感があります。
レール、ドレープ、レースの3点が揃って初めて一つの窓装飾です。
そしてそんな組み合わせを考えるのが、カーテン選びの楽しさだと思います。