そこには必ずワケがある

しばらく振りの更新です。
なかなか書けなかったのにはワケがあり、
例年ほどではありませんが、やはり3月は年内一の繁忙期。
仕事を終えてから書く気力がありませんでした(笑)。
カーテン屋の場合、採寸や取り付け工事が終わっても、
見積もりや寸法出しの等の事務系の仕事もありますので、
息つく間もない毎日です。
まぁそんな風に過ごす方が性に合っているようにも思いますが…。

先日(と言っても既に1ヶ月前)、
川島セルコンのパネルトラックに操作バトンを付けて来ました。

パネルカーテン

 

 

 

 

 

 

 

壁に少し被せて取り付けたため、裏側からも操作をし易くする為です。
タチカワブラインドのパネルスクリーンのバトンを取り寄せたのですが、
ちょっと重い感じがしたので、ブラインドのポールを取り寄せたのですが、
これが何とグニャグニャと曲がってしまってダメなのです。
ほぼ操作不可能と言って良いほどの曲がり方で、
やはりパネルスクリーン用にしました。
パネルスクリーンのバトンには中に心棒のようなものが入っていて、
これが重さの原因だと思うのですが、 曲がり防止の意味合いがあったのです。
パーツがそのようになっているのにはちゃんとワケがあるってことですね。
使い手が思っている以上に作り手は色々なことを考えて、
形状やデザインを決めているものです。

他の事例で見てみましょう。
下の写真は釣りで使うカゴと呼ばれる道具です。

自作カゴ①

 

 

 

 

 

この中にコマセを入れて遠投するのですが、写真右は釣具メーカーの市販品。
左は某カーテン屋のSさんが、『毎日遅くまで大変ですね』と
心配するスタッフを欺きながら作った自作カゴです。
イレクターと言うパイプの組み合わせ部品をカット・穴あけして作ります。
(左奥に見せるものがそうです)
芯棒は16mmのステンレス線を使い、
上部の円形加工はビーズ細工用の丸ペンチを使って曲げてハンダ付け。
ナス錘に通して同じくハンダ付けします。
ステンレス線上部の黄色い部品は借り止め釘のゴムです。
これがないと、カゴが開いた時の勢いでカゴの先端が割れてしまうのです。

自作カゴ②

 

 

 

 

 

下カゴの蓋にはイレクターと似た商品のスペーシアの蓋を使っています。

自作カゴ③

 

 

 

 

 

上カゴの内部には円錐型に削った軟質発砲が接着されています。
これがあることでカゴがタナに着いたときに自然と開くのです。
ちゃんと、全てのデザイン・形状にはワケがあるのです!
次回は発泡材を使った自作ウキがなぜそのような形状になっているのか、
そのワケに迫ります!

自作ウキ

 

 

 

 

 

ウソです。

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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