暫く振りの更新です。
『ちゃんと真面目に仕事してるんだぞ』ということを見ていただくためにも、
今日は珍しく、真面目な現場紹介です。
(カーテン屋のブログで、真面目な現場紹介が珍しいと言うのはおかしいのですが)
O町のIさんは、ログハウスの新居です。
自然豊かな当店周辺の地域では、他の地域より多いように感じます。
私自身、Iさんの現場で5件目になります。
ログハウスにカーテンをかける場合、いくつかの注意点があります。
1)窓の上端が揃っていないことが多いが、
装飾レールの取付位置を合わせようとすると、
片方の窓のビス止め位置がログの間に来てしまったり、
木の節があったして注意を要する
2)窓枠(ケーシング)のチリが多く、
普通の付け方では正面ダブル(装飾含む)ができない。
過去のケースでは家の残材を使って『ふかす』部材を作ったことも。
3)窓の開き方が特殊なものが多い
4)建ててからしばらくすると建物自体が縮むため、
床から1cm上がりで丈を作ると、後で床にべったり着いてしまう
(これはお客様とその都度相談しています)
苦労は多いのですが、
お客様のインテリアイメージが明確なケースが多く、
これまでの現場も楽しいものばかりでした。
Iさんの場合、サンゲツのチェック柄を使いたいということだけ決まっており、
その生地をベースに私からご提案をさせて頂きました。
今日納品したのが下の写真です。
リネン色の無地(CK8152)にIさんが選んだチェック柄(CK8153)を胴継ぎし、
タッセルにもチェック柄(CK8153)を。
窓に付けたピッコロスタイルのカフェカーテンは、
コットン調ボイルにCK8153の帯タッセルでまとめました。
プレーンシェードは掃き出し窓同様、
ベースを無地のCK8152に、
サイドボーダーをCK8153にしてあります。
ちなみに今回のプランは、
当初お客様の選ばれた生地の組み合わせを使って、
ごくごく一般的な内容の見積もりをした金額より、
少しですが安く仕上がっています。
もちろん、サンゲツに縫製を頼めばそうはなりません。
提携工場を持つ当店ならではのメリットと言えます。