高校バスケの3大大会の一つ、
ウインターカップを見に千駄ヶ谷の東京体育館に行ってきました。
決勝への切符を賭けたベスト4は、能代工業VS洛南、福岡第一VS明成という好カード。
会場は立ち見も出るほどの熱気でした。
10年ほど前の数年間、
この大会を初日から最終日まで、朝から行われる全ての試合を見ていました。
会場を包む独特の雰囲気、高校バスケの魅力の一つである各校の応援、
『負けたら引退』という緊張感…
そしてバスケットの魅力を最も分かるのが、
高校バスケなんだと感じるゲームそのものの素晴らしさ。
そんな魅力がウインターカップには凝縮されているのです。
今回見たゲームも非常に素晴らしいものでした。
洛南の完成度の高さに驚き、
エースを失って攻めに苦しみながらも、決して諦めない能代工に敬服し、
外国人留学生について批判もあった福岡第一が、
とっても真摯にバスケに向き合っていることに感嘆しました。
そして明成というチームの素晴らしさ!
試合前の練習からその合理化された手法に驚きましたが、
チームの練習風景が見えるかのようなゲーム内容にはもっと驚きました。
モーションオフェンスをもっとパッシング中心にさせたような内容は見ているだけで楽しく、
そしてチームとしてあそこまで完成させた選手とコーチの 努力に頭がさがる想いでした。
『システマティックなゲームこそ面白いんだ』と再認識させられました。
エースの10番佐藤君は福岡第一の高さにひるむことなく1ON1を挑み、
驚くべきオフェンス力を見せてくれました。
パス回しやガードの位置が高いようにも感じましたが、
あれは佐藤君がぺネトレイトしやすい為の状況作りなのかな?
最後は疲労から足が付いていかなくなっているようにも見えましたが、
それでも諦めることなく攻める姿には感動しました。
泣きながらコートを去る姿は印象的だったな。
今の高校バスケ、特に男子は身体能力に任せたゲームになっているのかな、
なんて予想していましたが全くそんなことはなく、
高校バスケのコーチには立派な方が多いんだなと感じました。
あー、ヤバイ。忘れてたのに見てしまった!
これから毎年行っちゃうんだろうなあ(笑)