ピッチが重要

姉歯さんのお陰で建築申請が厳しくなり、
今年9月の県内着工件数は何と前年比40%減!
丁度その頃申請した方の引渡しが年末になることもあり、
とっても穏やかな毎日を過ごしています(苦笑)
今日は前回に続きK邸のご紹介です。
下の写真はリビングにつけたダブルシェード(ツインシェード)です。
メカはトーソーのパディナ。 仕上がり寸法は幅46cm×高さ136cmです。
パッと見はごくごく普通のシェードなのですが、
ちょっとしたこだわりの縫製をしています。

K邸ツインシェード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幅50cm以下の場合、幕体の裏に付くリングテープは2本が標準なのですが、
中央に一本足して3本にしているのです。
(レースの幕体の中央にリングテープがあるのが見えるでしょうか?)
なぜこんなことをするのかと言うと、
『幅の狭いシェードは中央で生地が折れてしまい、綺麗に畳まれないことが多い』 のです。
もちろん生地の特性にもよりますが、かなりの確立だと思います。

また、写真には写っていませんがKさんのリビングにはもう一つ、
高さ210cmのシェードがあります。
通常200cmを超えるとリングピッチ(生地をたたむ間隔)は、
15cmから30cmへと倍になるのですが、
同じ部屋内でピッチ間隔が大きく違うのが気になるので、
全てのシェードを約20cmのピッチ間隔で揃えています。
当店の場合、提携工場でシェードの縫製をしていますので、
こういった細かな指示ができるのです。

リングテープのピッチ間隔もフックのピッチ間隔も、
シェードをきれいに作成する上で非常に重要な要素です。
でも、一番気になるのは売上のピッチが上がらないことなんですが…(苦笑)

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
カテゴリー: シェード, 縫製 パーマリンク