前回に続き機能性レールのお話です。
施工現場の紹介のように、見て楽しい話ではありませんが、
『この授業を受けないと単位が取れない』という学生時代の気持ちを思い出して、
読んで下さい(笑)
左の写真は私が重宝しているレールメーカー3社の色です。
上3本がタチカワブラインドの『V21』で、
ダーク、ライトブラウン、ライトウオールの3色。
ダークは最近多いモダン系の家に使われる色で、
以前はこげ茶色のレール色しかなかった為、
重宝しています。
ライトブラウンは、今タチカワで最も便利な色です。
トーソーのミディアムウッドではちょっと赤が強いんですね。
中央3本、短いサンプルのレールはトーソーのエリートです。
ホワイトウッドは、登場を待ちわびた色でした。
ただし、クロス巻き込みや塗り壁の場合は
木目感の少ないタチカワを使っています。
トーソーにしかなくなってしまったダークオーク(こげ茶)は、
逆に重宝するようになりました。
ミディアムオーク色も同じです(ヨコタの色は近いですが、ちょっと違うんです)。
下3本がヨコタの『フリーク』です。
ニューナチュラルはマンションから派生して、
モダン系の戸建住宅にも使われるようになった色です。
レールメーカーにはなかった色で、非常に便利な色です。
ホワイトウッドも同様で、トーソーよりも若干ベージュがかっており、
今の建材に適した色に仕上がっています。
ここで重要なのは、『どこが違うの?』などと決して思わないことです。
これら機能性レールを取り付ける場合も、『目立たせない』ことが前提になります。
『窓枠に同化させる取付位置』となりますが、もう一つ重要なのは
『カン下(=カーテンを引っ掛ける輪っかの下)が窓枠より下にならない』 ことです。
下の写真は最近取り付けたTさんのお宅です。
写真では窓枠が濃く写っていますが、実際は白に近いベージュ色で、
ヨコタのホワイトウッドを使っています。
窓枠に同化し尚且つカン下が窓枠より下に来ない位置にしています。
ちょっとした例外はクロス巻き込みの窓の場合です。
窓枠がないため、カン下の位置は同じでも
ビスを打つ位置は変わってきます。
木製レールとのコンビで使う場合も、
当店の場合
『窓枠がある場合は木目色、クロス巻き込みの場合はホワイトウッド』
と区別しています。
ここで重要なのは『マニアックなので面白くありません』などと、
決して思わないことです。
次回はちょっと変わった取付方法をした
機能性レールの現場を紹介します。
ここで重要なのは『読者の気持ちを察してる?』などと
決して思わないことです。
書いている私自身、『やっぱりこの話題は失敗か?』と
思っているところです(笑)