窓の上のストックトン(その1)

38e63ad7.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の朝刊に高校バスケットの冬の大会、
ウインターカップのトーナメント表が発表されていました。
これを見ると、『もう年末だなあ』と思います。

高校時代、バスケット部に所属していました。
当時はマイケル・ジョーダンが最高の輝きを見せていた時代で、
『神様』と称され人気を博していました。
でも、私のスターは当時ユタ・ジャズに所属していたストックトン選手でした。
運動神経が特別良いわけでも、派手なプレーがあるわけでもなく、
バスケットをしている者以外は絶対に知らない選手です。
エリート学生のような顔立ちと冷静な立ち振る舞いは、
まるで目立つことを避けているかのようでした。
でも、当時の僕にはそれが最高に格好良く見えたんです。

カーテンの世界にも、目立つことを嫌うエリート君がいます。
『機能性レール』と呼ばれる部材で、
ほぼ全ての現場に使われる優秀な部材でありながら、
あまりにも地味な存在の為、ブログで語られることを見たことがありません。
カーテンや装飾レールが派手な装いで注目を集めている横で、
目立つことを嫌って地道に『良い仕事』をするカーテンレール、
そんな『窓の上のストックトン』の紹介をしたいと思います。

現在、当店では3社のレールメーカーを使用しています。
専門店で最も使われるのが
①エリート(トーソー製)、②フリーク(ヨコタ製)、③V21(タチカワ製)です。
それぞれにマニアックな特徴がありますが、最も特徴的なのは色です。
私の場合、『機能面では3社ともお勧めするレベルに達している』という考えから、
この3社を併用しています。
一般的にはどれか1社を使うお店が多く、私も以前はそうしていました。
しかし最近の建材は色が多様化しており、1社では限界があるのです。
同じ『明るい色の木目色』でも、
『これはトーソーではなくタチカワの色に近い』という微妙な違いがあります。
なにせ目立ってはいけない部材ですから、マニアックなこだわりで色を決める必要があります。
木製レールとセットで使うときの色の分け方や、取付位置なども重要になってきます。

さて、ここまで書いておいて昔友人に言われたことを思い出しました。
『お前さあ、ストックトンなんかのどこがいいの?』
『そりゃあ、まあ、つまりだなあー。うーん…』
説明しにくいんです!
しかも、長々と説明していると友人の顔に、
『マニアックな話なので面白くありません』と書いてあるのが分かるのです。
『窓の上のストックトン』は無事に説明できるのでしょうか?
そして読んでくださる方の興味を引くことができるのでしょうか?
大きな不安を抱えながらアップが未定の次回へと続きます。

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
カテゴリー: カーテンレール パーマリンク