同じ事を繰り返すと人間飽きが来るものです。
Tさんが仕事用の車に乗ってエンジンをかけたら
ラジオの音量は最大でワイパーは最速というイタズラをしたら、
次回は帰り際の車内で携帯で話しているTさんに声を掛け、
口の動きで『こ、れ、食、べ、て』と、
そっとカラのコンビニ袋を差し出したりと工夫が必要なのです。
私のタバコのフタをセロテープで閉じておくというイタズラを、
3回も繰り返すというのは工夫が足りないのです(笑)。
さて、前回は逆吊りの現場をご紹介したので今回は…
逆吊りの現場のご紹介です(笑)。
まずは秦野市のM様の現場。
前幕をニーディックのIM4631(ぺズレ)、
後幕をフジエテキスタイルのFA2010で
フロントレースのダブルシェードでお納めしました。
担当したのは、イタズラはワンパターンですが、
プランのバリエーションは豊富なTさん。
通常ならベージュやブラウンを合わせてしまいがちな生地ですが、
オレンジ、しかも細い横ラインの入った生地を合わせる感性はサスガです。
お客様のご来店のタイミングから、
その後の打ち合わせは私が担当しました。
分繊糸にペイズリーが『織り』で表現されている生地のため、
ジョイントの位置が無地のボーダー部分になるよう指定し、
連窓でも柄の連続感が途切れず、
どの窓(全部で3窓あります)も両端がボーダーで終わるよう、
仕上がり寸法を調整しました。
お客様には分かり難い点ですので、
柄写真をコピーして切り貼りした幕体のイメージ資料を作成し、
事前にその意図をご説明しています。
お次は昨年ご新築時にご注文を頂いたI様の現場。
唯一カーテンを掛けなかったお部屋のご注文を頂きました。
部屋内側にはコットン調ボイルに
ナチュラルな柄がプリントされたスミノエのD4030。
バックには少し赤みがかったブラウンの無地を合わせました。
ナチュラル感のあるレースに合わせて、
遮光カーテンですが、ざっくりとした質感のものを選んでいます。
レースは『逆吊り』で良く使われるオパールプリントではありませんが、
『透けない感じ』が適度でしたので、逆吊りでお勧めしました。
さて2回続けてフロントレースのご紹介となりましたので、
次回は違う内容の現場をご紹介したいと思っています。
同じ手法が3回通じるのは、
何となく私だけのような気がするので(笑)