こだわりの意味

当店の取り扱いアイテムの一つに『均一カーテン』というシリーズがあります。
ドレープが200柄位あり、W200㎝×H200㎝で税別10,000円というお手頃価格です。
カーテン業界ではこうしたカーテンを『マンキン(一万円均一の略)と呼んでいます。
初めてこのシリーズを知った時はその安さに販売員の私が驚いたほどでしたが、
今でも販売時に気を付けていることが一つだけあります。
それは、ただ『安い』ということだけで売らない事です。
一生懸命働いてきて一生の財産である家を建て、そこにカーテンを掛けようと思った時、
ただひたすらに『安いです』と言われて買うのは寂しいことです。
お手頃な価格であることで、広くお客様にオーダーの魅力を伝えられること。
それがマンキンの魅力だと思っています。

小田原市のM様が選ばれたのはそんな均一カーテンのシリーズ。
でもそこは当店ならではのアイデアでちょっと一ひねりしています。
まずはリビング。

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一間半の掃き出し窓は均一カーテンの中から北欧調のプリント生地を。
2つの滑り出し窓は同じ生地でシェードにしました。
シェード裾にはカーテンのアクセントカラーである濃いグリーンと合わせた無地をプラスしています。

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無地の部分はシェードをどの位置に止めても見えるように縫製しています。
このグリーンはカーテンのタッセルに使い、統一感を出しました。
最も大きい窓を均一カーテンをそのまま使うことで、コストがあまり上がらないように工夫したプランです。

お次は畳の敷かれた寝室。
こちらもバルコニー窓は均一カーテンをそのまま使い、シェードを工夫しました。

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横長の窓は、生地を90度変えて横方向に使っています。
そのまま使うと縦が協調されてるラインが『ぶつ切り』な印象になりますし、
ちょっとした変化を加えることで仕上がりがグ~ンと良くなる為です。

カーテンにこだわるというのは決して高い物を買うことではありません。
そこがカーテンの魅力でもあり、難しさでもあるような気がします。
例えば車をお好きな方がちょっと古い車を大切に乗っていたり、
知名度の低いメーカーや人気の無かった車が好きだったり、
そんな、価格ではなくその人らしさが出るようなプランが作れたら、
それはとても素敵な事だなと思うのです。

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『いつも通り』にサヨナラを

カーテンを選ぶ理由はお客様にとって様々です。
シンプルなものをご希望の方もいらっしゃれば、
お部屋をデコラティブに飾りたい方もいらっしゃいます。
そして、心の奥ではちょっと思い切った選択をしたいと思いつつも、
そこに勇気が必要な方もいらっしゃいます。
美容院で本当は色々相談してみたいと思いつつ、
『あ、あの………今日はその……いつも通りで』と言ってしまう僕には、
その気持ちがとても良く分かります。
小田原市のM様もそうでした。
気に入られたのは縦に延びる花柄が印象的なマゼンダ色のカーテン。
そのインパクトにご主人も少し迷われましたが、
せっかくの新居だから楽しいものをとお選びになりました。

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掃き出し窓には花柄を、3連の滑り出し窓には同じシリーズのストライプを使いました。
柄を変えてあげることで花柄の甘さを抑え、北欧モダンの雰囲気をかもしだしてくれます。
そしてこのシェードにはもう1つ、当店ならではの工夫があります。
実はこのストライプの生地、花柄には無いブルーのラインも入っているのです。
でも、それが入ってしまうと色の統一感が無くなってしまうので、
発注の段階でブルーのストライプを外した柄位置を指定しています。

でもそうすると一つ問題が…。
柄位置を指定する分、生地の余りも多くなってしまうのです。
そこで余った生地を組み合わせて階段のシェードに使いました。

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まるで最初からこの柄のように見えていますが、
余った生地をうまく組み合わせ、適度にランダム感がでるように計算し、
シェードのリングテープの位置とずれない割り付けになるように確認してのご提案です。
当初はロールスクリーンを付ける予定でしたが、
生地に余りを使う事で価格もほとんど変わらずに済みました。

でもこのプランで最も迷ったのは、
こうした知識の部分ではなく、M様の言葉をいかにプランに取り入れるかでした。
M様が『ちょっと冒険してみてもいいんじゃないかと思うんです』とおっしゃった、その『ちょっと』という言葉。
その『ちょっと』とはどの位なのか、
M様の冒険心とお部屋としての完成度が交わるその部分を考える事が最も重要な事でした。
お蔭様でM様にも喜んで頂くことができました。
僕もいつか、美容院でM様のように言える日が来るのでしょうか、、、
無理な気がするなあ(笑)

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ディティールにこだわって

今日は秦野市のM様の現場をご紹介します。
M様のリビングはストライプのクロスと框の付いた腰壁という、
クラシックがお好きなM様らしいインテリアでした。
と言っても、建具類は白で統一されていてちょっぴりエレガント。
と言っても、ブリティッシュカントリー調ではなく、きっちりクラシカルな感じです。
このピンポイントなインテリアイメージを狙って作れるところがM様のセンスのすごいところ。
プロでもなかなか出来ません。
そんなM様がご希望されていたのはピンクのカーテンなのですが、
なかなか好みの物に巡り合えず、ネットで当店を見つけてご来店下さいました。
『出来ればなるべく予算をかけずに』というご要望もあり、なかなかの難問です。
出来上がったのがコチラ。

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1440円/mというお手頃価格のシャンタンをベースに、裾にはトリムを縫い付けました。

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このトリム、何と一般的な価格の半分の900円/mというお安さ。
でも、価格以上の見栄えを与えてくれるとっても素晴らしい商品なのです。
僕とは古い付き合いで(笑)、これからも度々登場するかもしれません。
裾はオーダーの一般的な縫製であるダブルの折り返しではなく、あえてシングルに。
トリムの下に折り返しの膨らみが出てしまうのを避け、
裾までのラインをすっきりと見せる為です。

そして上部は2ツ山のフレンチプリーツ。

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シンプルな装飾方法だからこそ、細部にこだわって作り上げることで、
作りたいイメージを演出することができます。
レールはあえて白ではなく、アイアンレールのブラス色。
シンプル&エレガントだけど決してクラシックの範囲から出ない、というM様のイメージに仕上げました。
そして最後は2つの掃き出し窓に挟まれた滑り出し窓。
こちらはフラットバルーンシェードです。

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一言で言うと、プレーンシェードのウエイトバーの無いタイプ。
両端からたくしあげることで、中央がふんわりとした弧を描きます。
バルーンシェードのようにヒダがないので、弧の深さは浅くなり、
そのなだらかなラインこそが、M様のイメージにぴったりなのです。
M様にもとっても喜んで頂き、思い出深い現場となりました。
M様、誠にありがとうございました。

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シンプルのキーワード

本日ご紹介するのは二宮町のO様の現場です。
O様は住宅メーカーの営業マンで、
当店でカーテンを施工したM様のご担当でした。
お引渡し後にカーテンをご覧になり、
『変わったことをするカーテン屋さんがある!』とご来店くださいました。
各部屋それぞれにこだわりが満載なのですが、今日はその中でもリビングをご紹介します。
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一間半の窓には川島セルコンのフェルタのシリーズから、
無地のシャンタンを使った3色切替のカーテンにしました。
モダンなインテリアをご希望のO様でしたが、
白~黒のモノトーンだけでは平坦な印象になってしまいます。
何か挿し色を入れたいのですが、あまり強い色だとO様のイメージのシックさからは離れてしまいます。
そこで濃いめのパープルを帯状に入れ、
シック、モダン、シンプルでありながら個性的な仕上がりにしました。
リビングの一角にある畳スペースはダブルシェードに。
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そして仕上げはクッションです。
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(照明の関係でカーテンと違う色に見えますが、同じ生地を使用しています)

リビングに貼られたエコカラットやクロス、床の色などはもちろん、
購入された家具やセンターテーブルもお聞きしながら、
プランをお勧めさせて頂きました。
シンプルをご希望されるお客様は多くいらっしゃいますが、
その中にどれだけ住む方の個性を入れられるか、
それがシンプルなインテリアを成功させるキーワードの様な気がします。

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多色使いと快適さ

今日は厚木市にご新築のT様の現場のご紹介です。
T様のイメージはモダンだけとトンガってなく、子供と楽しく過ごせそうなリビングでした。
そしてバーチカルブラインドがご希望でした。
お部屋は中間より少し薄めの床材と、少し濃いめのとシステムキッチンの面材で、
家具は中間色のナチュラルモダンのものをお選びでした。
この3つの木の色と統一感を出しつつ、ブラウン系でまとめずに『楽しさ』を入れる、
というのがプランニングテーマとなりました。
出来上がったのはコチラです。
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床とシステムキッチンの面材、家具からそれぞれ色を抜きつつ、
グリーンを挿し色に使いました。
ポップな色を入れるとお部屋全体とのバランスが崩れてしまうので、
適度にランダムさを出してカジュアルさを出しました。

こうした制約の多いリビングと異なり、自由に出来るのが寝室です。
お客様もアクセントクロスに柄物を入れて楽しまれていました。

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一般的には柄に使われている黒を『抜いて』カーテンにするケースが多いのですが、
そこはやはり当店ならではの一ひねり。

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お勧めしたのはワインレッドです。
黒はどこに使ったかと言うと…

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あえて同色系でまとめなずにお互いを引き立たせ、ポイントに黒を使いました。
もう一つの事も部屋は前回のブログでご紹介した最後のお部屋です。
1階のリビングがグリーンとブラウンを使ったブラインドで多色に感じる分、
2階は赤とピンクという同系色でまとめることで、
家全体が賑やかになり過ぎないようにしました。
私たちが色を考える時、イメージするのは家の平面図です。
選んだ生地を並べた時、それがどのように見えるかで、
お客様が住んだ時に無意識に感じる快適さを予測できるからです。
なんて偉そうに書いていますが、本当はいつも悩んでばかりなんですけどね(笑)

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Girls are dreamin’

今日は同じ手法で仕上げた女の子のお部屋をご紹介します。
まずは厚木市のK様。
同じ分譲地内でご新築されたS様のご紹介でお越しくださいました。
花柄のアクセントクロスに合わせる生地をお探しでしたが、
クロスとカーテンを同柄で合わせるというのは、とても難しかったりします。
そこでカーテンの上部に洋服の重ね着のように生地を足し、
違和感をなくすように仕上げました。

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クロスもカーテンもブリティッシュカントリー風のオールドローズがモチーフなのですが、
全てが同じ柄だと微妙な違いが際立ってしまいます。
上部だけにすることでその違和感を無くしました。

お次は南足柄市のM様。
お嬢様が気に入られたのはハーレクインの人気柄、トゥインクル・トゥ。
でもこの生地には一つ難点が…。ちょっとお値段が高いのです。
そこでこちらも上部だけを重ね縫いし、価格を抑えつつカワイらしさを強調しました。
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最後はT様。
掃き出し窓はそのままで、奥の小窓だけにこの手法を取り入れました。
フォーカルポイント(焦点の合う場所)に工夫を施すことで、
小さな窓だからこそ引き立たせることができます。
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どの現場も手法は同じですが、
部屋や窓、生地の特徴をいかしつつ取り入れているところがポイントです。
かわいいお部屋は女の子にとっては憧れです。
好きな生地を『似合わないかも』『値段が高くなりそう』と諦めず、
お部屋に合うようにお使い頂くことで、夢のお部屋を作ることが出来ます。

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スペックよりも

これまで幾度となく『これからまた書き始めます』と言いつつ、
結局そのままになっていたこのブログですが、
少し肩の力を抜きつつ継続的に書いていきたいと思います。
過去3年分のストックがありますのでご紹介する現場はたくさんありますので(苦笑)、
どうぞゆっくりとお付き合いください。

今日は伊勢原市のK様の紹介です。
ご新築の際にお世話になったお嬢様ご夫婦のご実家です。
ご主人は日曜大工がお好きで、
リビングにはご主人手作りの棚や家具が置かれていました。
無垢のテーブルには様々な椅子が置かれ、無垢の床と相まってとても良い雰囲気になっていました。
60代のお客様が選ばれるカーテンはクラシカルなものが多く、
K様も決してお嫌いではなかったようですが、
私はこの『クラフト感』をカーテンで表現できないかと思いました。
完成したのがコチラです。

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シェードには60年代のサイケデリックな雰囲気も感じさせる幾何学模様のプリント生地を。
掃き出し窓にはその生地の一部を中間に使い、
アイボリーと裾に無地を使って仕上げました。
K様にもとても喜んで頂きました。

ここ数年、お客様のインテリアへの考え方は大きく変わってきているように思います。
遮光性、耐久性、ウオッシャブルかそうではないか、というスペックよりも、
その空間を自分らしく演出してくれるかどうかを重視する方が増えてきました。
その分、私たちのプラン力も必要になってきています。
これからも、お客様のお力になれるように頑張っていきたいと思います。

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僕と窓と

店を閉めていつも通りに夜食を食べながらネットを見ていたら、
おもわずこの動画に見入ってしまった。
これ、ズルい(笑)
40男はこういうのに弱いんです。


学生時代の僕は、ごくごく普通の少年でした。
成績は悪くは無かったですが、周りから勉強が出来るヤツと呼ばれる程ではなく、
運動神経はそこそこ良かったものの部活ではスタメンも取れず、
女の子にもてるわけでも楽器が弾けるわけでもありません。
そして、その『ごくごく普通』であることこそが、自分にとっての全ての出発点でした。
普通から抜け出したくて教室の窓の向こうに空想を思い描いてみても、
それは授業の終わりのチャイムと共に単なる夢になってしまいましたし、
現実生活の中で自分を『普通ではない誰か』にする術も知りませんでした。
ただ、中学時代からバイクが好きで(もちろん乗ることは出来ないけど)、
いつかは日本1周をしたいというのが夢でした。
そして大学3年の夏に、それを叶えました。
翌年には真冬の北海道をキャンプツーリングし、卒業後はオーストラリアへ。
バブル華やかかりし楽しい大学生活に目を背けてバイクで旅することに明け暮れたのは、
高校時代の、あの教室の窓の向こうの景色を見に行く行為だったのかもしれません。
行く場所はきっと、どこでも良かったのです。

でも今になって、あの青すぎて恥ずかしさすら覚える行為が宝物のように感じます。
若かりし頃の僕は『普通』であることからひたすら逃れようとしていましたが、
窓の向こうの景色に辿り着いても結局自分は普通なんだと分かりましたし、
この仕事について色々なお客様にお世話になる過程を通じて、
『スペシャルな普通』もあるんだと分かりました。
このブログはそんな自分の記録で、
昔の内容を読み返すとまるで高校時代の僕を見ているようで、
その成長しなさぶりに赤面するんですが、その分とても思い入れがあります。
色々なお客様との出会いや思い出がたくさんあって、
何となくそれがプレッシャーになって書けなくなっていましたが、
今後はもう少し肩の力を抜きながら書いていきたいと思います。
それにしても、僕と窓は長い付き合いだったんだなあ(笑)

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24年越しの現場

GW中に高校生の長男がスクーターを買いに行きました。
私も高校時代に免許を取りましたが、いざ息子が取るとなると不安なものです。
とか言いつつ、「夏休みに北海道にツーリングに行ってくれば?」などどけしかけて、
息子はすっかりその気なのですが(笑)。

大学3年の夏にバイクで日本1周をしました。
中学時代からの夢だったのですが、
仕送りなしの一人暮らしをしていた関係で旅費の貯金もままならず、
最後は次月の生活費を全部つぎ込んで無理やり出発しました。
若者特有の「自分なら一人でも絶対できる」という根拠の無い自信を身に着けて(笑)

最初のトラブルは大分でした。
熊本側から湯布院を抜けて料金所でお金を払おうとしたところで、
タンクバッグのチャックが空いていることに気付きました。
そこにはこれまでの3週間ほどの旅で撮りためた写真フィルムを入れていました。
真っ暗になった山道の脇でバッグを広げて探しましたが見つかりません。
しばらく走った海沿いの町でテントを張り、
苦いビールを飲みながらただひたすらに落ち込みました。

そんな大分に縁あって仕事で行くことになりました。
現場はまさにあの時、若かりし僕がひたすらに落ち込んだ(笑)あの町。
お納めしたのがこちらです。

2Fのリビングにはマナトレーディングのクラウドというレースを使って
4台の大型電動シェードを取り付けました。

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動画はコチラ
https://www.facebook.com/#!/photo.php?v=356808191096067&set=vb.174769579272060&type=2&theater

設計段階からご相談を受けており、
建設会社様とカーテンボックスの深さや配線方法を予め決定しています。
通常は4芯と呼ばれる電線を使いますが、
電器屋さんでもあまり使わない種類の為、
地域性やアフターが発生した場合の対処も考慮してLANケーブルを使用しています。
入隅(角)は窓の納まりを考慮して、長手側を長めに作り隙間を作らないようにしています。

1Fも大型の電動シェードです。
生地はクリスチャンフィッシュバッハ(通称フィスバ)のアニメート。

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動画はコチラ
https://www.facebook.com/#!/photo.php?v=356813677762185&set=vb.174769579272060&type=2&theater

こちらは4つの部屋が続いた間取りになっており、
外から見た時も非常にきれいでした。

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「離れ」には、こちらもフィスバのコレクションの中からパウリンをカーテンで。

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写真では単なる無地のレースにしか見えませんが、
深い色合いと玉虫色の光沢感、「生地」とは思えないような柔らかな手触りが
とても魅力的な生地でした。

今回の現場は建設時からお打合せを重ね、
その内容を私とメーカーで詰めながら慎重にお話を進めてきました。
ところが無事に採寸も終わり商品の手配をする段階で大きなトラブルが起こり、
工事当日まで無事に全てが完了するかどうか不安なままでした。
こうしてブログにアップすることが出来たのは、この現場に関わった方々のお力があったからこそです。
製作を請け負ってくれたトーソー㈱の当店営業担当のHさん、
休日にも関わらず駆けつけてくれ、
深夜1時までに渡る工事に付き合ってくれた福岡トーソーサービスのK君、
現場組み立ての大型シェードの取付けに難航して疲れ切っているにも関わらず、
深夜12時の段階で「斉藤さん、ここ2㎜カットすればもっとバッチリです」と言ってくれた職人さん、
配線工事が終わっても工事が終わるまで見届けてくれた電気工事屋さん、
本当にありがとうございました。
そして、最後まで僕を信頼してくださったY様、本当にありがとうございました。

僕は24年前の、テントの中で落ち込んでいる「僕」に声を掛けてあげたい。
「まあ、そう落ち込むな。24年後、君はもう一度この場所に来るんだ。
各関係者にきっちりと打ち合わせをして段取りをし、
それでも起きた予想外のトラブルにも負けずに全てを完璧にやりきるんだ。
一人で何とか出来るなんて思い上がらずに、ちゃんと仲間を信頼してね。
そして、帰り際に立ち寄ったコンビニで当時良く飲んでいたビールを見つけて、
ホテルで一人、祝杯をあげるんだぜ」

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GW中の営業について

平素は当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当店は明日2日(定休日)~5日(日)まで、お休みをいただきます。
6日(祝)からは通常営業となります。
宜しくお願い申し上げます。

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