訓練の成果

今日は接客の合間を縫って、
月曜日から始まる店のリニューアルの準備をしていました。
各メーカーさんから届いたサンプルを開梱してプライスカードを付け、
什器別の箱に仕分けするまでの作業です。
土曜日なのに着々と準備が進んでしまうのが悲しいところです(苦笑)
新しいサンプルが届くと私がいつもするのがイメージングの作業。
最近多い、1間の掃出し窓と滑り出し窓や上げ下げ窓の組合せをイメージして、
もし合わせるとしたらどのレースで何のレールか、
この生地にちょっと一工夫するとしたらどんな事か、
その時に滑り出し窓や上げ下げ窓はどんな方法にしているか…
一つ一つの生地にプライスカードを付けながら、そんなことを考えます。
その通りになることは殆んどないのですが、
今日はそんな日頃の訓練?の成果が出た現場です。

M様のご新居は一般的な4LDKの建坪でしたが、窓が17窓もあります。
ご主人のご希望は無地でしたが、 奥様は『無地はちょっとつまらないな~』との事。
そうならないような工夫の仕方は色々あるのですが、
さすがにこれだけの窓数では価格が高くなりすぎてしまいます。
そこで、M様とご相談の上こんな感じに仕上げました。
まずは主寝室。

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ベランダ窓はベージュのカーテンにダークブラウンのタッセル。
2連の滑り出し窓はタッセルに使った生地を片側ボーダーに。
1色の場合でも2巾必要なので、価格は加工代が少し上がるだけです。
お次は子供部屋。

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こちらはグリーンのカーテンに、イエローのタッセルの組み合わせ。
シェードも主寝室同様、片側ボーダーに。

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写真に写っていない滑り出し窓が1つあり、
こちらもシェードの要尺は1色でも同じで加工代のみのプラスです。
用途が決まっていない洋室は、
性別や年齢に関わらず使える便利色オレンジをベースに
ベージュのボーダーという組み合わせ。

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通常はボーダーの方が強い色になるのですが、
M様と相談の上、あえて弱い色を合わせました。
ちなみにクローゼットの扉が干渉しそうに見えますが、
タタミ代を押す感じが出ることは事前にご了解を頂いております。
(メカは扉を全開にしても当たりません)

さて今日は帰宅後に、この10日間の訓練の成果を出す時です。
『いや~本当に警察官はズルイよね。あれじゃあ俺じゃなくても捕まるよ。
第一、仕事で車使ってればこれは誰もが通る道。
そう、誰もが通る道だから警察も取り締まりやってたんだろうけど』。
セリフは全部覚えました。
M様の納品の時より緊張するのは、
クレームになるのが確定しているからです。

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上を隠すなら下手(したて)に出よう

この数日間、多くの方にご訪問頂きありがとうございました。
改めて自分のブログを読み返すと、
結構生意気書いていて恥ずかしい限りです。
です・ます調で書いていた文面を全て『かもしれません』『だったらいいなあ』に
変えようかと結構本気で考えました(笑)
さて、今日はカーテンと木製ブラインドの組合せのご紹介かもしれません。
(やっぱり変だな)

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モダン系の花柄プリントのドレープにダークブラウンのレース、
滑り出し窓にはレースの色に合わせた木製ブラインドという組合せです。
レールはネクスティーのMキャップ・ダークマホガニー色。
床や窓枠の色はウオールナット色の方が近いのですが、
カーテンや木製ブラインドとの相性を優先しました。
タッセルはユニテックパロマのリオンで、こちらもダークブラウン色です。
今回ちょっとこだわったのが、木製ブラインドの取り付け方。
窓枠の奥行きが82mmしかない為、
そのまま付ければバランスが出っ張ってしまいます。
その場合、メーカーのカタログには下のような対処法が書かれていますが、
できれば避けたい…

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そこで、窓枠の上を隠す位置にくるようバランスの裏側にL金具を取りつけて、
ブラケットと一緒に止めました。
(もともと付いていたバランス裏の『受け』は外しています)

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ヘッドボックスの高さが60mmでバランスの高さが90mmあるので、
その差30mmを上に上げた状態です。
下から見るとヘッドボックスが見えるのではないかと心配でしたので、
事前に当店のサンプルでお客様にご確認頂いての施工です。

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バランスの壁からの出幅は、トーソーさんのカタログを参考に40mmにしました。

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今回はこのような対処法を取りましたが、
もともと木製ブラインドのバランスが高さ調整できるようになっていたら、
もっと使える幅が広がるかもしれません。
そういうふうになったらいいなあ。
(この使い方は変じゃないよな)

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動揺ドキュメント

静かな平日の閉店後、
溜まった分のブログでも書こうかとアクセス解析のページを見たら、
何やら見慣れたアドレスからのリンクが…
『ん?……………は?…………へ?…………』
パソコンに映し出されたその情報が、
『このブログからあなたのブログを見に来ている人がいるんですよ』
という事を意味することは分かっているのですが、
自分の置かれている状況が良く分からない(笑)

で、恐る恐る、お気に入りに入っているそのブログを開いてみる。
カーテン屋の奮闘記・イッキに書いても日記 http://blog.curtainkyaku.com/
(スイマセン、リンクの張り方が分からないんです)
カーテン業界に居る者なら誰もが見ている有名ブログ。
そこには間違いなく私のブログの紹介が!
『マ、マ、マ、マジで…』
もう後はみっともない位にひたすらオタオタ。
例えて言うなら、
子どもが生まれる父親が産気づく奥さんを前に何も出来ず、
『もう!こんな時、男って全然役に立たないんだから!』と
産婆さんに怒られている状態。
娘が嫁に行く朝に、無関心を装いながらもメチャクチャ動揺して、
『お父さん、新聞反対ですよ』とお母さんに指摘されている状態です。

『ま、ま、まあちょっと落ち着こうよ』 (って誰に言ってるんだ?)
『だから、まず自分のすべきことを冷静に考えよう』 (そんなものあるのか?)
ん~、そうだな~… 小嶋社長のブログが『あのブログ』と呼ばれるなら、
私のブログは『あ~、あのネット止められちゃった人のブログ?』ってことになるのか?
いやいや、考えるべきことはそれじゃない。
とりあえず、色々教えていただいている同業者さんに電話。
『素直に喜ぶべきですよ~』と励まされ、閉店後から10回目の一服。
今もまだ、かなり動揺しています(笑)

でも、真面目な話、嬉しかったです。
自分の仕事に対する思いを何かに残しておこうとブログを始め、
思いもかけずこうして評価して頂き、
『気持ちを切らさずに頑張ってきて良かった』と思います。
最近愛知県の同業者の方と、やはりブログを通じて知り合うことができ、
私にとって大きな励みになっていました。
今年は自分にとって、とても重要な一年になりそうです。
明日からまた頑張ろう!
あ、休みだ(爆)

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事前にしっかり計画しましょう

久しぶりの更新です。
実は…インターネット回線止められてました!(爆)
ただでさへ子どもが夏休みで出費の多いこの季節。
エアコン買って、タイヤ交換して、家族で旅行して…
それでも無事に夏が終わる計画だったのですが、
その全てを崩壊させたのが、私の車の前に突如現れた警察官。
スピードオーバーで罰金15,000円!
その瞬間、私の周りに10人位の野球の審判が出現し、
『アウト~!!!』と叫んでいる幻が見えました(笑)
何事も計画通りにはいかないものです。

さて、こんな人にカーテン頼んで大丈夫だろうか?と
思われることなど気にもせず、たまった現場を順次ご紹介しましょう。
今日は、吹き抜けの変形窓に電動ブラインドを取り付けた現場です。

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図面が出来上がった時点でご相談を受けており、
建設会社様と事前にやりとりをさせて頂く事ができました。
取り付けたのはタチカワブラインドのウインクタイプ。
カタログ上は変形窓には対応していませんが、
角度上ギリギリ製作可能とのことで、
ノンクレームにて製作してくれました。
窓下には掃出し窓がきており、天窓もFIXの為、
お客様とも相談の上、昇降はしないようにしています。
配線とブラケットの取り付けは、
石膏ボードを張る前で足場のあるタイミングで行いました。
ブラインド本体のみ、お引渡し後の取り付けです。

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操作はこの埋め込みスイッチで行います。
2台分のコードを壁内部でジョイントし、
1つのスイッチで2台同時に操作します。
お客様と相談の上、
窓のある壁面から3m程離れた
キッチン横に取り付けました。
全て計画通りに終了し、
私もお客様も納得の工事となりました。

 

 

と、ここで終わりではありません。
実は、この現場のポイントは外側にあります。

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変形窓の一番上、三角形になっている部分はスラットが入らないため、
そこだけが目立ってしまいます。
そこで、木製ブラインドのバランスを変形窓に合わせてカットし、
ブラインドのブラケットの正面付け用の穴を使って、
バランスの裏側に直付けしました。
(ブラインドの上部に見えるものがそうです)
お客様のご希望により部屋外側に取り付けましたが、
外観とのマッチングも良く、非常に喜んで頂きました。
こうして完璧に納まったのも、
計画的に物事を進める私の性格のなせる技、でしょうか?(笑)

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壁と話す男

この仕事をしていると、
『これどうやって取り付けよう?』と悩む現場に出会うことがあります。
『出来ません』と言ってしまえば楽なのですが、
なぜか『絶対方法があるはずだ』と燃えてしまいます(笑)。
大抵の場合、方法を見つけるまでが大変で、
工事自体は案外すんなりと終わってしまうのですが、
工事終了時にカーテンよりもブラケットを見てニヤニヤする姿は異様です(笑)

今回のM様の現場もそうでした。
木製レールがご希望だったのですが、
問題は真壁(柱が見えている仕上がり)ということです。
しかも、モルタル下地。
一瞬ビスが効くような感触なのに実は効かない、
というカーテン屋泣かせの下地です。
それなら木製レールだけ柱に打ってはどうか?というのが次の手なのですが、
入り隅が2ヶ所ありそれもできません(柱の露出部分が少ないため)。

3窓のうち1窓はクローゼットとの干渉もあります。
半間一対の折戸で窓から逃げていく開き方なので、
ブラケットを少し内側に止めればよいのですが、
そうすると斜め打ちして柱にビスを効かすことが出来ません。
『さすがに木製レールは無理かな』と思いましたが、
やっぱり今回も…燃えてしまいました!(笑)

で、完成です!

M邸2窓

片側はお客様に了解を頂き、柱に止めました。

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柱のない側は、
ブラケットと同じ寸法で柱の出っ張り分の木材を塗装したものを用意し、
それを横から柱にビスで止め(ビス頭が見えないよう補修材で埋めました)、
そこにブラケットを止めました。

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クローゼットと干渉する窓(写真右)は木材2枚分の巾にして少し内側に止め、
扉を開けても当たらないようにしてあります。
機能性レールは長押のチリを考慮してロングブラケットを使用。
こちらは普通に真っ直ぐビスを打っても効かないので、
長めのビスで上斜めから長押に止めました。
エアコンの関係で取付位置を低くせざるを得ない状況でしたので、 出来た方法です。

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一般の方にはほぼ何を言っているのか分からない言葉の羅列かもしれませんが、
職人への事前説明もこんな感じです。
ちなみに説明への返事は、『なるほどね。分かった』で終了です。
今回もまたカーテンよりブラケットを見て一人悦に浸ってしまいましたので、
今当店で一番人気のこのカーテンの話はまたの機会に(笑)

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小動物大好き

いつの間にか我が家は小動物公園みたいになっています。
3年前の七夕まつりで次男がゲットした緑ガメ。
最近やけにデカクなってきていて正直コワイ。
今年の七夕は金魚3匹。その隣には小さくて数確認不能のメダカ。
最近やっと2つの水槽を見ながら焼き魚が食べられるようになりました。
その横でゴソゴソやっているのはカブトムシとクワガタです。
11時の帰宅でも容赦なく取りに付き合わされるのが夏の恒例行事。
体力の限界に挑戦です。
最近『カブトムシ』と聞くだけでビクッとします。
知らぬ間に居るトカゲ。それって飼うものなんですか?
そして最近仲間入りしたのが2匹のブラックハムスター。
確か前回のハムスターは私がインフルエンザで高熱を出している時。
楽しそうに皆で出かけて行ったと思ったら、買って来た。
あの~…私死にそうなんですけど…。

今、カーテン業界で話題の小動物と言えば…ミッキーです。
なかなかリビングには使いにくいキャラクターですが、
ちょっと大人っぽく仕上げました。
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ミッキーのカラーの黒と赤をバーチカルブラインドに採り入れました。
ロールスクリーンはサンゲツのRS200。
バーチカルブラインドはニチベイのポポラです。
当初は全て均一カーテンの予定でしたが、
色々なお話を聞く中でリビングにミッキーの赤いラグを敷くという所から急展開。
価格が上がらないよう他のお部屋で調整し、
総額約1万円のプラスで納まりました。
M様のご協力あってこそのプランです。ありがとうございます。

取り付けの方も一工夫しました。
ロールスクリーンを付けた横滑り出し窓は、高さの関係でチェーン操作です。
プーリーが窓枠から出ているので、スペーサーをかまして『ふかし』ました。
そのままでは斜めから窓が見えてしまうので、
通常より両サイドの出し分を多めに取って見えないようにし、
ブラケットの位置を通常より内側にして、
重ねたスペーサーが見えないようにしています。

さて最後に、私が今最もハマッている小動物を紹介しましょう。
ロシアの監獄に服役中の2匹のウサギ。
小心者のプーチンとキレたら最強のキレネンコが、脱獄して靴を買いに行く話。
全て順番に見て欲しいのですが、中でも最高なのは『ダンス注意』と『ダンスの時間』。
頼むからカエルが鳴くだけで驚かないでくれ~!と腹を抱えて笑いつつ、
中毒になって早2週間。ウサギ飼おっかな~(笑)

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少しづつ、ほんの少しづつ

借りたCDを返しに寄ったツタヤで、
鈴鹿8時間耐久レースの特集本が目に留まりました。
最速タイムは驚異の2分8秒台!
私が中学生の頃は平忠彦の全盛期で、当時の最速ラップは21秒台です。
それが、13秒も短縮されているなんて…
法律との兼ね合いもあるので詳しくは書けないのですが(苦笑)、
『遠くへ行くこと』 より 『速く走ること』 に熱中していた私は、
エスカレートしてサーキットも走っていました。
特に印象的なのが仙台にある菅生サーキットです。
延々と続くバックストレート。
途中で下り坂になった後は6速全開で、メーターはとっくに振り切った状態。
そこから一気に数秒間で2速まで落とします。
暴れるハンドルを強引にねじ伏せて、一気にシケインへ。
周回を重ねるごとにブレーキングを遅らせて、限界を見極めます。
そこを超えたら…ハイサイド(もっとも危険な転び方)。
こんな危険を冒しても、縮まるのは0.何秒という程度。
13秒の短縮は、レースに関わる人たちの絶え間ない努力の結果だと思います。

さて、先日お納めした現場です。
カーテンはボラスのマラガ。
滑り出し窓はタチカワブラインドのフォレティアエコ・ミストグリーン色を合わせました。
シェードや木製ブラインドのアイボリー色も検討しましたが、
『それじゃちょっとつまらないかな』と、お客様も私も意見が一致してのプランです。

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実はお選びになったのは60代の女性です。
こういう生地が幅広く支持されるようになったのです。
本当に素晴らしいことだと思います。
カーテンの仕事に携わる方々の『素晴らしい生地を提供したい』という
絶え間ない努力が実を結び、
こうして広がりを見せているのだと思います。
少しづつ、ほんの少しづつかもしれませんが、
日本にも新たなカーテン文化が芽生え始めていることを実感します。
そんな時代にこの仕事に携われるのは、素晴らしいことなのかもしれませんね。

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大事なことはいつだって

スタッフTさんに、
川島織物セルコンの新カタログ発表会に行ってもらいました。
今回の展示会で新作生地以外に楽しみにしていた事が一つ。
新しいオパールプリントは『劣化による生地切れ』が起きにくくなったと聞いていたので、
その理由を聞きたかったのです。 帰ってきたTさんに聞いたところ、
その答えは何と!!……
『番手を太くしたそうです』。

ちょっと拍子抜けですが、それでも聞いて良かったと思います。
『切れにくくなった』という情報で良いのはお客様だけで、
私たち販売員には『どのようにして』も必要だからです。
今回の場合で言えば、
『画期的な糸が開発された』のと『番手を太くした』のでは、
お客様から『どの位寿命が延びるんですか?』と聞かれた時の答え方が違ってくるからです。

先日、リサージュの昇降不良の修理に行って来ました。
お客様から電話で状況を伺ったのですが、原因はストッパーしか考えられない様子。
部品を取り寄せて交換するとスムーズに昇降するようになり、
『やっぱりストッパーだったんですね』とお客様も一安心でした。
しか~し!私の仕事はここからです。

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やっぱりバラさないと!
予め良品を2つ取っておき、交換した不良品と共に分解します。
どこがどう違うのかを見比べるためです。
と、そこでちょっと失敗!
カバーを外した時に部品を落としてしまい、
半円の2つのマグネットを止めているバネが元々外れていたのか、
その拍子に外れてしまったのかが分からなくなってしまいました。
それ以外はグリスの減り具合が違う位で2つの部品の違いはありません。
結局、原因を特定することは出来ず、
ニチベイさんに内容をファックスして教えてもらうことにしました。

ファックスを受け取った方の『何でそんな事知りたいの?』という
怪訝な顔が思い浮かんでちょっと躊躇しましたが、
私たちが知りたいのは、『ストッパーが原因』という事ではなく、
『ストッパーがこうなってしまったのが原因』という事だからです。

なぜ新しいオパールプリントは切れにくいのか…
なぜドラム式のストッパーは作動しなくなってしまったのか…
どうしてパディナのストッパーは効かなくなってしまうのか…
どうやって木製ブラインドの操作は軽くなっているのか…
表面的な情報のその先に、いつも大事なことが隠されている気がするのです。

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Girls are dreamin’

どうも当店は一般的な業界の流れとかけ離れているのか、
お陰さまで忙しくさせて頂き、ブログが更新できませんでした。
(繁忙期にあまり忙しくないというパターンもあるのですが…)
帰宅も深夜になることが多かったのですが、
そんな時でも必ず見てしまうHPがあります。
前田建設ファンタジー営業部。http://www.maeda.co.jp/fantasy/
この会社、大手の建設会社なのですが、
HPで本当に下らない事を大真面目にやっている、とても素敵な会社なのです。

今取り組んでいるのが、ガンダムに出てくるジャブローという基地を
今の技術・工法で作ったら一体いくら掛かるかという案件(笑)。
ガンダム世代の私としては、目が離せない現場です。
このHPのトップに男の子の人形が出てくるのですが、
これは多分、小さい頃に憧れた大きな建築物を建てる夢を、
いつまでも社員に持ってもらおうという象徴なのだと思います。
女性には分かりにくいかもしれませんが、
男の子の多くは建設現場で働く人やトラックの運転手さんに憧れるのです。
特にきっかけはないのに、知らぬ間に憧れの存在になっているんですね。
不思議です。

逆に、この仕事をしていると女性の花柄・フリル人気は根強いなぁと感じます。
多くの女性にとって永遠の定番なのかもしれません。
今日ご紹介するのも、そんな花柄・フリルの現場です。
まずはかわいらしい出窓のスカラップ・フリル。

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生地はマナテックスのエイミー。
ランダムに散りばめられた刺繍のドットが可愛いらしいレースです。
小学生の女の子が一目惚れしていしまい、
ご両親を説き伏せて(スバラシイ!)納品の運びとなりました。

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カーテンレールはローレット木目25。
私はあのダブルブラケットがあまり好きではないので、
いつも部品をバラで取ってエンドブラケットにし、
ポールがしならないように中間サポートを付けています。

お次は秦野市のF様邸。

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トップシェードとカーテンは同じ生地に見えますが、
サンゲツのCK8264と均一カーテンのシリーズの組み合わせです。

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カーテンの両端は最後の1山分(谷~耳まで)を
トップシェードと同じCK8264にしています。
普通のボーダーでも良いのですが、
何となくシャープさが出てしまいそうな気がしたからです。
タッセルは奥様たってのご希望で、かわいらしいリボンタッセルにしました。

男性の部屋の象徴がジャブローみたいな秘密基地なら、
女性の部屋の象徴はファンタジー溢れる空間なのかもしれません。
もちろん、人によってそのイメージは違うと思いますが、
それを実現できるカーテンの力ってすごいなあと改めて思いました。

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青く輝くチームワーク

チームワークの最後の〆は、
胴上げされるファンブロンクフォルストだと思っていたら、
亡きチームメイトに捧げるイ二エスタのゴールでした(涙)。
今回のオランダ代表にはファンの間でも賛否両論(ほぼ否ですが)があり、
実は私ももっとオランダらしい試合を見たいなと思っていたのですが、
スナイデルの涙を見たら…何も言えなくなってしまいました。
さて、ワールドカップの敗退をいつまでも引きずってはイケマセン。
今日も頑張って現場紹介。二宮町のT様の現場です。

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右側の3連窓は上部が縦スベリ、下部がFIXになっています。
T様から風通しとプライバシー保護を両立できるアイテムをというご希望で、
ニチベイのプリーツスクリーン・アップダウンスタイルをお勧めしました。
レールはグレイス16・Bキャップ・パールホワイト色。
これに少しモダンなブルーの花柄カーテンとオパールプリントを合わせました。
フェミニン系モダン(私もモダン病?)とも言うべき組合せでしたので、
ロールスクリーンではカジュアルっぽくなってしまいますし、
シェードではその雰囲気を強調することができません。
プリーツスクリーンの持つ上品さが、最後の〆となりました。

〆…あ~…あのイ二エスタのゴールが無ければ…
そもそもその前のフリーキックはコーナーじゃ…
ロッベンの絶好機の時だってプジョルが明らかにファールしてたし…
いやいや、もうその話は終わりにしなければ!

え~話を戻しまして…
実はプリーツスクリーンには、カーテンにもっと近い色があったのですが、
T様とご相談の上あえて少しだけ色を変えています。

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一つは色の透明感、そして右の写真手前に写っている照明のガラスです。
店でのお打ち合わせ時では、私もT様にも少し色に対する迷いがあったのですが、
現場でこの照明を見た瞬間、『やっぱりこの色でいきましょう!』ということになりました。

あれ?後ろに映っているのは…
あ~…ワールドカップ…終わっちゃったな…
前半は完全にオランダペースだったのに…
あ、失礼。後ろを振り返ってはいけませんね。

え~再度話を戻しまして…
T様の現場では柄あわせ分に少し足してカフェカーテンも作りました。

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裾に付けたのはトーソーのBTAクリア。
クリア…あ~…あの時ディフェンダーのクリアがもう少し大きければ…
第一あれはオフサイド…
いやいやいつまでも引きずってはイケマセン!
こうして大切なご新居をお任せ頂けるお客様がいらっしゃるのですから、
気持ちを切り替えて頑張っていかなければ。
私たちの仕事はお客様との共同作業。
チームワークの大切さを見に染みて知った私が、
皆様のご来店を心よりお待ちしております!

いや~…でもあれはやっぱりオフサイド…

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