悩めるカメラマン

私が社外で所属する水産事業部
(単なる釣りバカの集まり。釣りは遊びではなく仕事という考えの下、
一事業部という扱いになっている。)
は報・連・相が徹底されており、
釣りに行った翌日は現場の状況や
獲得までのプロセスを報告しなければいけません。
そんな時に釣果写真は必須資料で、写真撮影のウデも上がってきたのですが、
ちっともキレイに撮れないのがカーテンです(笑)
広角レンズの1眼レフでもあれば良いのですが、予算の関係上難しく困ります。
今回ご紹介する現場もちょっと暗いのですが、ご勘弁ください。

先日伺ったF様の現場です。レースの掛け替えで伺いました。
今付いているレース(10年以上前に当店で納品)が、
旧セルコンのボイルにトリムをつけたカーテンでした。
ボイルは直射日光が原因の生地の疲れで裂けてしまっていますが、
トリムはまだまだ元気そう。
もったいないのでトリムを外してボイルのみ新調という案もご提案しましたが、
F様の『部屋の雰囲気も変えたい』というご要望もあり、
トルコ製の刺繍レースになりました。
でも、やっぱりトリムがもったいない…
という事でF様とご相談の上、こんな感じにリフォームしました。

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ボイル部分は全然使えませんでしたので当店の均一カーテンのボイルを使って、
筒縫いのカフェカーテンを作りました。
小さいカフェカーテンは元々Fさまがこの窓でお使いになっていたもので、
これがあることを前提にスタイルを決めました。
タッセルは別の窓で使われていなかったフリルタッセルを使っています。
少し暗いかな。キレイに撮れずに残念です。

もう一つが下の写真です。

IMG_0860_edited

部屋の入口に付けました。もちろんドアの開閉は可能です。
元々裾に付いていたトリムを筒縫いのバランスにして、
下はノレンのようにサッと通れるようにしてあります。
これも少し暗くなってしまいました。F様本当にごめんなさい!

さて、以前水産事業部長のKさんに提出した写真を紹介しましょう。
『ねえねえKさん!。昨日行ったらさあ、すっごいデカイの上がったよ。
やりとりが大変!めちゃくちゃ引くし。最後は海面割ってジャンプだもん。見て見てその写真!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Kさん。マジで怒んなくてもいいじゃん(泣)。

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少~し愛して 長~く愛して

シェードのサンプルを頼もうと取引先にファックスをしたら、
『ごめーんサイトーさん!これもうすぐ廃番になるんですよ~』と
残念な返事が返ってきました。
当店ではずっと人気の花柄生地ですが、
取引先曰く『生地の新鮮味がなくなってしまった』 のが理由だそうです。
流行廃りは仕方のないことですが、ちょっと残念です。

さて、昨日取付したA様の現場です。
南側に1間半の掃出し窓、北側に3連FIX+2連上下窓という組み合わせです。
川島織物セルコンのKH4039に裾ボーダー(KH4601)のカーテン、シェードを取付けました。
カーテンレールはウッディ・レジオスのナチュラルグレイン色です。

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空けるとこんな感じです。
タッセルはボーダーのKH4601にしてありますが、
裏側はKH4039になっていて、リバーシブルに使えます。
縫製は1.5倍ヒダのワンタック、ソフトウエーブ仕様。
川島織物セルコンのメーカー縫製です。

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シェードは当店の提携加工所で作りました。
川島織物セルコンのカタログにも掲載されている方法なので、
メーカー縫製なら発注は簡単ですが、
逆に『出来ないこと』や『こだわれないこと』が出てきたからです。

IMG_1121

カタログ写真同様、どの部分で止めてもボーダーが見えるように
胴継ぎした生地の上部にウエイトバーを入れるようにしたのですが、
問題は裾がピンと立つのかどうかです。
実際カタログ写真も少しヘナヘナしています。
そこで、外からの見た目も考慮してボーダーは裏側へ折り返して張りを持たせ、
ヘナヘナ感が出ない高さを見てもらいながら製作しました。
メカはこんな窓構成の時に便利なタチカワのドラム式ワンチェーン。
もちろんピッチは均等分割です。

このマイ・シリーズが発売されてもう何年になるでしょうか。
このボーダー仕様が提案されてからも既に数年が経っています。
次回の新カタログからは外される可能性もあるかもしれません。
でも生地に対して飽きたり新鮮味がなくなってしまうのは売り手側だけで、
お客様にとっては、いつだって初めてのカーテンです。
消防署勤務のAさんから敬礼で見送られた時、改めてそう感じました。

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トヨタ・トーソー・レジアス・レジオス

小学生の頃風邪で休んだ翌日は、なぜだか少し気恥ずかしくて、
そして何故だか少しヒーロー気分でした。
それが高校生になると何故だかサボり疑惑になり、
大学生になるとさらに進んで
『まさか死んではいないよな』と心配されるようになります(笑)
社会人の『長いご無沙汰』はどんな風に思われるのでしょうか?
一年ぶりのブログ更新は、やはり緊張します。

さて、ご紹介したい現場や情報は色々あるのですが、まずは最近の現場から。
秦野市のA様の現場です。
トーソーのヒット商品、ウッディレジオスを取り付けました。
昨年発売されて、年末には生産が追いつかなくなったほどの人気商品です。
ヨコタのファインデリッシュが直径19mmなのを、
あえて25mmにして丈夫さをアピールする戦略はさすがです。
他の非競合モダン系レールが高めの価格設定なのに対し、
競合品は価格勝負をする辺りも上手い戦略だと思います。
昔はとってものんびりした会社でしたが、今はカーテン業界のトヨタのようです。
因みに工事車としても使われるトヨタのレジアスは
ラテン語で『素晴らしい』という意味ですが、
レジオスは同じラテン語で『空間』という意味だそうです。

閑話休題。
レジオスの良さは、ナチュラルモダン系のインテリアに良く合う点です。
色的にはナチュラルグレイン色がメインだと思いますが、
A様邸のように、ナチュラル色のフロアーにダーク色を合わせて
シックモダンなテイストにまとめることも出来ます。

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レースはコットンライクなベージュの刺繍生地で、
腰高窓のシェードは裾柄を生かして縫製しました。
フィーノやノーヴァにはあわせ難い刺繍レースも、
生地の雰囲気によってはレジオスならキレイです。

IMG_1052

この場合、レースの幕体が下がりきった時に
裾柄部分が窓枠下より下がっているとキレイです。

IMG_1054

さて、車のトヨタは最近リコール問題で大変ですが、
問題視されているのは『共通部品の多さ』だそうです。
トーソーさん、そう言えば…

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例えて言うなら

待望の名人戦が始まった…のはいいのですが、
何と対局中に羽生名人にサインをねだった記者がいたとか。
さすがにそれはないでしょ~という感じです。
例えて言うなら、打席に立ったイチローにサインをねだるのと一緒。
食材をフライパンに入れようとしている土井勝にサインをねだるのと一緒。
ヨーヨーを出した南野陽子にサインをねだるのと一緒です。
(誰もわからんぞ)

さて、本日はモリスのカーテンの納品に行ってきました。
当店ではプリントも扱っていますが、織物の方が人気があります。
今回納品したのは柳の枝をモチーフにしたウイローボウです。
カーテンレールはトーソーのクラスト19。
前々回のブログで紹介したウルビノ同様、Bキャップを合わせました。

S邸モリス

 

 

 

 

 

 

レース用のレールはネクスティーではなく、エリートを使用しています。

S邸クラスト

 

 

 

 

 

 

トーソーの設定しているダブルとは違う組み合わせですが、
クラシカルなテイストのクラストにネクスティーは合わないと思うからです。
私が個人的に感じる違和感なので、違う印象を持つ方も居ると思いますが…。
例えて言うなら、
大名役の郷ひろみ、 町娘役の叶姉妹、 IT社長の出川哲郎と言った感じです。

当店ではもう一つ、トーソーのセット品と異なる組み合わせをするレールがあります。
アクートです。
ダブルの場合、アクートのレース用レールはシルバーが付くのですが
これがどうしても気になるのです(=写真下)。

アクート

 

 

 

 

 

 

その為、アクートの場合は部品取りして同色のレールを使います。
この方が絶対にきれいです。
2.1mで定価1700円の違いなのに、なぜあえてアルミ色なのか不思議です。
コストを掛ける所、掛けない所がちょっと違うような気がするのです。
例えて言うなら、スーツが無いので子どもの卒業式に普段着で出たのに、
3万近くするエギングロッドを買う気満々な誰かさんとか、
ユニクロでシャツを買うのを散々迷った挙句に結局買わずに店を出たくせに、
次に入ったスポーツ店でタイドグラフ付き時計を衝動買いする誰かさんと一緒です。
しかも子どもから、
『10分後のお父さんが、結局買っちゃうんだから悩んでないで買っちゃえよって言ってるよ』
なんて背中を押される始末。
子育てにコストを掛けた甲斐があったかなあ(笑)

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Mさんの夢

ビデオ

 

 

 

 

 

 

子どもに頼まれてNBAのビデオを探していたら、
10年ほど前、Mさんから借りたビデオが出てきました。
Mさんと知り合ったのは当時平塚をホームタウンにしていた
Jリーグチームの今後を話し合う検討委員会。
当時そのチームは親会社がチーム運営から手を引くことが決まっており、
地元政財界を中心に市民球団として生まれ変わる動きが活発化していたのです。
委員会にはサポーターや商工会議所から色々なメンバーが集まりました。
私も当時勤めていた会社の関係で参加することになったのですが、
Mさんの情熱、行動力、頭脳の明晰さは驚くばかりで、
『世の中にはこんなスゴイ人がいるんだなあ』と思ったものです。

その翌年、私は勤めていた会社を辞めることになり、
必然的に検討委員会からも籍を外すことになりました。
Mさんと会うこともなくなったのですが、
ある日突然、携帯に電話が入りました。
『サイトーくん、今度皆でフットサルやるからおいでよ』というお誘いでした。
もうあの委員会とも縁が無く力を貸すことも出来ない私に何で?
と思ったのですが、Mさんは一言。
『せっかく一緒にやってきたんじゃないか。会社を辞めて関係がなくなるなんて寂しいじゃん』。
あの言葉が忘れられずに、今でも私はそのチームを応援しています。
豪華なクラブハウスからは立ち退くことになり、
資金力も乏しくなりましたが、
きっとMさんが理想の市民球団を作ってくれると信じているからです。

あれから10年。
そのチームは限られた資金を選手集めだけに使うことなく、
『総合型地域スポーツクラブ』へと進んでいます。
ソフトボールやビーチバレーのチームを作り、
Jリーグがバブルの時は『地元軽視』と批判されたチームが嘘のように、
積極的に地元と関わるようになっています。
そんなニュースを見るたびに、
Mさんが今でも夢を追いかけている姿を想像します。

湘南ベルマーレ代表取締役社長 M・Kさん。
私は今でも、あなたの考えを自分の仕事に置き換えて頑張っていますよ!

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主役と脇役

巷ではまだまだWBCの話題でもちきりです。
特にイチローの話題が多いようですが、
今回一番男を上げたのは原監督じゃないでしょうか。
現役時代、OBやファンから『チャンスに弱い』だの何だのと好き放題言われて、
それでも文句を言わずに頑張り続ける原選手が好きでした。
引退試合でホームランを打ったとき、
天高くバットを放り投げた姿が今でも目に焼きついています。
本当は言いたかったその全てを、
放り投げたバットに乗せたように見えました。

今回も、原監督は現役時代と同じでした。
好き放題言われて、それでも我慢して。
言われる選手の気持ちが痛いほど分かったんじゃないでしょうか。
原ジャパンじゃなくて、侍ジャパン。
そんな、選手が主役という気持ちも原監督らしかった。
シャンパンシャワーの時の挨拶で、『おめでとう!』と叫んでましたが、
あれは他人を祝福する言葉です。
あなたは言ってもらう立場だろうに…

さて、今回も真面目に現場紹介。
O様のお宅です。
永いお付き合いのお得意様ですが、今回家を建て替えることになり、
設計図が出来た段階ですぐに相談に来てくれました。
ありがとうございます!
リビング・居室はOさんのお使いになっている家具や
お好みのインテリアを把握しているのですぐに生地が決まったのですが、問題は1Fです。
ホームパーティや演奏会に使うホールになっていて、
窓は巾の異なる掃き出し窓が2窓。
窓枠から天井まで10cmほどしかありません。
納品したのが下の写真です。

O邸1F

ベージュの刺繍が入ったトルコ製のエンブロイダリーに、
同系色の無地(川島織物セルコンKA9111)のバランスという組み合わせ。
バランスは、レースのボリューム感と上品なイメージに合うよう、
曲線を使ったデザインにしました。
無地のバランスは『締りがない』ように見えることがあるので、
裾にはバイアステープを付けてあります。
タイバックはフジエテキスタイルのWDTB23GO色を合わせました。
生活感が無く、女性が集まる場所として素敵な空間になることをイメージして、
レースの1重吊りをご提案したのですが、そこにはもう一つ理由があります。

O邸庭

 

 

 

 

 

 

部屋から見えるこの景色!
是非お客様に堪能して頂きたかったのです。
2Fのベランダが日よけになって直射日光が当たらないこと、
演奏会などの時はシャッターを閉めることを事前にお聞きしてのご提案です。
どんな家でも『カーテンを主役にしてやるぞ』という気持ちでいる私ですが、
今回だけは原監督ゆずりの謙虚さでプランニング。 主役はこの景色に譲りました。
でも、訪れた方が景色を褒めた後、
『カーテンもとっても素敵よ』と言ってくれたら、嬉しいなあ。

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カーテンと服と帽子と

今日はカーテン工事の応援に行ってきました。
リビングにはドレープに川島織物セルコンのFF2169(旧称・ウルビノ)、
レースはトルコ製のエンブロイダリーです。
レールはトーソーのクラスト19を合わせました。

クラスト

 

 

 

 

 

 

ウルビノとクラストの組み合わせは一年ほど前のブログでも紹介しましたが、
このカーテンのB色には、クラストのブラス色・Bキャップが一番合うと思います。
基本的にはクラシックな柄ですが、木製レールではこの生地の
『ちょっとアンティークで上品な感じ』が引き出せないと思うからです。
キャップもAキャップではちょっと役不足で、
生地のボリューム感を考えれば、やはりBキャップでしょう。

当店ではカーテンレールは一番最後に選んで頂いています。
お客様のインテリアイメージを伺いドレープを決め、レースを合わせたら、
『このカーテンに最も合うレール』を選ぶことで完成度が高まるからです。
それぞれを個別に考えると、ちぐはぐになってしまいます。
モダン系のカーテンにはモダン系のレール、
クラシック系のカーテンにはクラシック系のレール、
というようにカーテンとレールのテイストを合わせる事は非常に重要です。

木製レールの場合も、単に床や窓枠と合わせるだけではありません。
下の写真は以前に取付した現場ですが、
明るい色の床・窓枠ではなく、あえてダークの色の木製レールにしています。
選んで頂いたカーテンのポイントカラーがダークブラウンであること、
お使いになっているダイニングテーブルもダーク系の色であることから、
そちらの色と合わせました。

K邸木製レール

 

 

 

 

 

 

 

カーテンとレールの関係は、服と帽子の関係に似ています。
スーツに野球帽では変ですし、和服にテンガロンハットも違和感があります。
レール、ドレープ、レースの3点が揃って初めて一つの窓装飾です。
そしてそんな組み合わせを考えるのが、カーテン選びの楽しさだと思います。

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そこには必ずワケがある

しばらく振りの更新です。
なかなか書けなかったのにはワケがあり、
例年ほどではありませんが、やはり3月は年内一の繁忙期。
仕事を終えてから書く気力がありませんでした(笑)。
カーテン屋の場合、採寸や取り付け工事が終わっても、
見積もりや寸法出しの等の事務系の仕事もありますので、
息つく間もない毎日です。
まぁそんな風に過ごす方が性に合っているようにも思いますが…。

先日(と言っても既に1ヶ月前)、
川島セルコンのパネルトラックに操作バトンを付けて来ました。

パネルカーテン

 

 

 

 

 

 

 

壁に少し被せて取り付けたため、裏側からも操作をし易くする為です。
タチカワブラインドのパネルスクリーンのバトンを取り寄せたのですが、
ちょっと重い感じがしたので、ブラインドのポールを取り寄せたのですが、
これが何とグニャグニャと曲がってしまってダメなのです。
ほぼ操作不可能と言って良いほどの曲がり方で、
やはりパネルスクリーン用にしました。
パネルスクリーンのバトンには中に心棒のようなものが入っていて、
これが重さの原因だと思うのですが、 曲がり防止の意味合いがあったのです。
パーツがそのようになっているのにはちゃんとワケがあるってことですね。
使い手が思っている以上に作り手は色々なことを考えて、
形状やデザインを決めているものです。

他の事例で見てみましょう。
下の写真は釣りで使うカゴと呼ばれる道具です。

自作カゴ①

 

 

 

 

 

この中にコマセを入れて遠投するのですが、写真右は釣具メーカーの市販品。
左は某カーテン屋のSさんが、『毎日遅くまで大変ですね』と
心配するスタッフを欺きながら作った自作カゴです。
イレクターと言うパイプの組み合わせ部品をカット・穴あけして作ります。
(左奥に見せるものがそうです)
芯棒は16mmのステンレス線を使い、
上部の円形加工はビーズ細工用の丸ペンチを使って曲げてハンダ付け。
ナス錘に通して同じくハンダ付けします。
ステンレス線上部の黄色い部品は借り止め釘のゴムです。
これがないと、カゴが開いた時の勢いでカゴの先端が割れてしまうのです。

自作カゴ②

 

 

 

 

 

下カゴの蓋にはイレクターと似た商品のスペーシアの蓋を使っています。

自作カゴ③

 

 

 

 

 

上カゴの内部には円錐型に削った軟質発砲が接着されています。
これがあることでカゴがタナに着いたときに自然と開くのです。
ちゃんと、全てのデザイン・形状にはワケがあるのです!
次回は発泡材を使った自作ウキがなぜそのような形状になっているのか、
そのワケに迫ります!

自作ウキ

 

 

 

 

 

ウソです。

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祈!復活!

昨夜テレビを見ていたら、復活したユニコーンが出ていました。
彼らが活躍していたのは私が大学生の頃。
一般的にはオチャラケバンド的なイメージでしたが、実は才能溢れる天才集団。
(個人的には『人生は上々だ』が好きだったなあ)
こうして素晴らしいバンドが復活してくれることは素直に嬉しいものです。

当時は素晴らしいバンドがいくつもありました。
急逝した『どんと』率いる『ボ・ガンボス』(『泥んこ道を二人で』は名曲です)、
アメリカンロックさながらの感じが格好良かった『プライベーツ』、
本当にテープが切れるまで聞いた『ニューエスト・モデル』、
今でも口ずさんでしまう名曲『1960’GUN』の『ザ・ウェルズ』などなど…
そして、伝説のロックバンド『ハイ・スタンダード』に至っては、
今でも車にCDが入っています。
年甲斐も無くとも思うけど、やっぱりイイんだよなあ。
祈!復活!
(ちなみにメンバーの難波章浩君は、面識はないのだが私の大学時代の同級生。
当時、彼と同じ音楽サークルに所属していた友人や彼とバンドを組んでいたI君から
いつも名前を聞いていたので、勝手に親近感を持っています。
私がオーストラリアから帰国した時、友人の第一声は
『サイトー!!ナンバがすごいことになってるんだぞ!』でした。)

さて、話は変わって今日はトーソーのビジックの紹介です。
発売されたのは一年以上前になりますが、当店では初めての施工です。
売れているのは知っていましたが、展示サンプルを作らなかったからです。
理由は、ビジックが今までにない全く新しい商品だからです。
長所、短所は商品を見ればある程度は予測できますが、
『予測できなかった欠点・トラブル』も必ず発生します。
ビジックの場合、
生地の収縮の関係から生地製造会社が途中で変更になったことがあるらしく、
やはり様子を見て正解だったと思っています。

今回施工したKさんのお宅には
一間半の掃き出し窓と上げ下げ窓という組み合わせでしたので、
大きい窓にはゼブラワイド(TR7510)、小さい窓にはゼブラ(TR7506)を付けました。

ゼブラワイド
ゼブラワイド

なかなかにイイ感じです。
今後色柄が増えていけば、もっと人気が出るのではないでしょうか?
と、ここまで持ち上げておいて、ライバルとして復活して欲しい商品が一つ。
(廃番じゃないけど)
ニチベイさん、リサージュですよ。リサージュ!
生地の取り外し方の改良と価格改定をして是非復活させましょう!
(だから廃番じゃありませんよ)
祈!復活
(ですから廃番じゃ…)

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都合のイイ奴

何でも今日は、バレンタインデーとか言う
女性が好きな男性にチョコレートをあげる日らしく、
しかもそのイベントは私が小さい頃からあったようなのですが、
まあ本当に縁のない人生を歩んできました。
よくあるパターンが、
『あのー……サイトーくん。実は……○○君呼んできて欲しいの』とか
『サイトー先輩!これ……××先輩に渡してください!』
というパターン。一体人を何だと思ってるんだ(怒)

楽しい思い出は全然ないのに
今年は何と『逆チョコ』とか言って、男性が女性にあげるんだそうです。
もらったこともないのに、今度はあげなきゃいけないのか!!
あー悲しき都合のイイ男。
そんな私が今都合良く呼び出して使っているのがコイツです。

SCランナー

 

 

 

 

 

トーソーのSCランナー。
追加・交換専用のランナーで、
エンドキャップを外さずにレールに入れることが可能です。

SCランナー②

 

 レールの溝に平行に差し込んで

 

 

 

 
SCランナー③

 

 クルッとひねるとレールに入ります

 

 

 

架け替えのお客様宅に伺った際、
ランナーが足りない時や破損している時に使うのですが、
特に便利さを感じるのがカーテンボックスです。
ボックス巾いっぱいにレールが付いていると、
レール自体を外さないといけないのですが、
昔はマイナスのビスやクギでレールを止めてあることもあり、
これが非常に大変なんです。

でも、あくまでも都合のイイようにしか使いませんので、
本命が使える時は無用です。
あ~、何だろうこの親近感!
ちなみにSCランナーとは
『サイトー(Saito)、チョコレート(Chocolate)買いに走る』ではありません。

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